この記事は、SEOやWebマーケティングの用語を網羅的に学び、かつ実務に直結する形で理解を深めたいと考えているあなたのために書かれました。
この用語集で解決できること
- 「SEOって何から学べばいいの?」 SEO担当になったばかりで、まず基本的な用語を押さえたい方
- 「社内でSEOの重要性を説明したいけど、用語が難しくて…」 上司や他部署に分かりやすく説明するための資料を作りたい中級者の方
- 「自社サイトのCMS、もっとうまくSEO対策できないかな?」 WordPressやWix、Shopifyなど特定のCMSを運用していて、そのSEO機能を最大限に活用したいサイト運用者の方
- 「新しいGA4の指標、どう見ればいいの?」 最新のアクセス解析ツールに対応した知識をアップデートしたい方
- 「AI時代のSEOって、どんな新しい言葉が出てきているの?」 SGEやAIOなど、変化の速い業界の最新トレンドをキャッチアップしたい方
この用語集は、単に言葉の意味を解説するだけでなく、“用語の理解”から“実務での実践”へとスムーズに橋渡しをすることを目指しています。各用語の解説に加え、具体的な操作画面のスクリーンショット(GA4/Google Search Console新UI対応)や、すぐに使えるコード断片、指標計算シートへのリンクなどを豊富に盛り込み、あなたの「知りたい」を「できる」に変えます。
用語の探し方と活用マップ
この用語集は200語を超える豊富な情報を掲載していますが、あなたが求める情報に素早くたどり着けるよう、いくつかの探し方を用意しています。
- 目次からのジャンプ: 左側の目次(モバイルの場合は画面上部のメニュー)から、目的のセクションに直接移動できます。
- ページ内検索: お使いのブラウザの検索機能(Windowsなら
Ctrl+F
、MacならCmd+F
)で、特定のキーワードを瞬時に見つけることができます。 - カテゴリ別分類: 用語を「基本SEO用語」「テクニカルSEO」「GA4指標」「AI・生成コンテンツ関連」「CMS別」といった実用的なカテゴリに分類しています。
- 50音順インデックス: 「基本SEO用語」セクションでは、なじみのある50音順で用語を探すことができます。
この用語集で解決できること
- 「SEOって何から学べばいいの?」 SEO担当になったばかりで、まず基本的な用語を押さえたい方
- 「社内でSEOの重要性を説明したいけど、用語が難しくて…」 上司や他部署に分かりやすく説明するための資料を作りたい中級者の方
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- 「新しいGA4の指標、どう見ればいいの?」 最新のアクセス解析ツールに対応した知識をアップデートしたい方
- 「AI時代のSEOって、どんな新しい言葉が出てきているの?」 SGEやAIOなど、変化の速い業界の最新トレンドをキャッチアップしたい方
この用語集は、単に言葉の意味を解説するだけでなく、“用語の理解”から“実務での実践”へとスムーズに橋渡しをすることを目指しています。
基本 SEO 用語 50音順
あ行
-
AIジェネレーテッドコンテンツ (AI-generated content)
- 定義: 人工知能(AI)技術を用いて自動生成されたテキスト、画像、動画などのコンテンツ。
- 解説: 近年、AIによるコンテンツ作成ツールが進化し、ブログ記事や商品説明文などを短時間で大量に生成できるようになりました。SEOにおいては、AIが生成したコンテンツであっても、ユーザーに価値を提供し、独自性があり、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の基準を満たしているかが重要視されます。単にAIで生成しただけの低品質なコンテンツは評価されない傾向にあります。
-
alt属性 (alt attribute / オルト属性)
- 定義: HTMLの
<img>
タグ内に記述される、画像の内容を説明するテキストのこと。 - 解説: 画像が表示されない環境(ネットワークエラー、スクリーンリーダーの使用など)で代替テキストとして表示されます。また、検索エンジンが画像の内容を理解する手助けとなり、画像検索におけるSEOにも影響します。キーワードを適切に含めることが推奨されますが、不自然な詰め込みは避けるべきです。
- 使用例:
<img src="dog.jpg" alt="公園で遊ぶ柴犬">
- 定義: HTMLの
-
アンカーテキスト (Anchor Text)
- 定義: ウェブページ上でハイパーリンクが設定されているテキスト部分。
- 解説: リンク先のページの内容を示唆する役割を持ちます。検索エンジンはアンカーテキストを参考にして、リンク先ページの内容を理解しようとします。そのため、リンク先の内容と関連性の高い、具体的なキーワードを含んだアンカーテキストを使用することがSEO上効果的です。「こちら」や「詳細」のような一般的な言葉よりも、「SEO対策の基本」といった具体的な記述が望ましいです。
-
アルゴリズム (Algorithm)
- 定義: 検索エンジンがウェブページのランキング(検索順位)を決定するために使用する計算方法や一連のルールのこと。
- 解説: Googleなどの主要な検索エンジンは、数百もの要素を考慮する複雑なアルゴリズムを用いています。このアルゴリズムはユーザーにとってより関連性が高く有益な情報を提供するために、常に更新・改善されています。SEO担当者は、これらのアルゴリズムの変更(コアアルゴリズムアップデートなど)に注意を払い、ウェブサイトを適切に最適化し続ける必要があります。
-
IPアドレス (Internet Protocol Address)
- 定義: インターネットに接続されたコンピュータやデバイスに割り当てられる固有の識別番号。
- 解説: ウェブサイトがどのサーバーにホストされているかを示す情報の一つです。共有サーバーで悪質なサイトと同居している場合、稀に影響を受ける可能性も指摘されますが、通常は専用IPアドレスでなくてもSEOに大きな問題はありません。ただし、サイトの表示速度やセキュリティにはサーバー環境が影響します。
-
URL (Uniform Resource Locator / ユーアールエル)
- 定義: インターネット上のリソース(ウェブページ、画像、ファイルなど)の場所を特定するための統一的な記述形式。いわゆる「アドレス」のこと。
- 解説: SEOにおいては、URLの構造も重要です。シンプルで分かりやすく、キーワードを含んだ静的なURL(例:
example.com/seo-strategy/
)が推奨されます。長すぎるURLや複雑なパラメータを含む動的URLは、ユーザーや検索エンジンにとって理解しにくい場合があります。
-
URL正規化 (URL Canonicalization)
- 定義: 内容が同じまたは酷似している複数のURLが存在する場合に、検索エンジンに評価を集中させたい代表的なURL(正規URL)を一つに統一すること。
- 解説:
www
の有無 (example.com
とwww.example.com
)、index.html
の有無、スラッシュの有無 (example.com/page
とexample.com/page/
)、パラメータ付きURLなどで重複コンテンツが発生することがあります。canonical
タグの使用や301リダイレクトによって正規化を行い、評価の分散を防ぎます。
-
アーンドメディア (Earned Media)
- 定義: 企業やブランドが広告費を支払うのではなく、情報発信の結果として顧客や第三者(メディア、ブロガー、インフルエンサーなど)から自発的に獲得した露出や評判、口コミのこと。
- 解説: SNSでのシェア、レビューサイトの評価、ニュース記事での言及、質の高い被リンクなどが該当します。信頼性が高く、購買意思決定にも大きな影響を与えるため、SEO戦略やマーケティング戦略において非常に重要視されます。
-
アウトバウンドリンク (Outbound Link / 発リンク / 外部リンク)
- 定義: 自社のウェブサイトから外部の他のウェブサイトに向けて設置されたリンクのこと。
- 解説: 読者にとって有益な情報源や参照元を示すために使用されます。関連性の高い、信頼できるサイトへのアウトバウンドリンクは、コンテンツの信頼性を高める上で役立つことがあります。ただし、低品質なサイトやスパムサイトへのリンクは避けるべきです。
-
アクセシビリティ (Web Accessibility / a11y)
- 定義: 高齢者や障害を持つ人を含め、誰もがウェブサイトやウェブコンテンツを利用しやすいように配慮すること、またその度合い。
- 解説: 画像のalt属性、キーボード操作への対応、十分なコントラスト比の確保などが含まれます。ユーザー体験を向上させることはSEOにも間接的に良い影響を与えると考えられており、Googleもアクセシビリティの重要性を強調しています。
-
アクセス解析 (Access Analysis / Web Analytics)
- 定義: ウェブサイトへの訪問者数、行動、流入経路、コンバージョンなどを測定・分析すること。
- 解説: Google Analyticsなどのツールを用いて行われます。アクセス解析によって、ユーザーのニーズやサイトの問題点を把握し、コンテンツ改善やSEO戦略の効果測定、UI/UXの最適化に繋げることができます。
-
アップデート (Update / Algorithm Update / コアアップデート)
- 定義: 検索エンジンが検索順位を決定するアルゴリズムを更新・変更すること。特にGoogleが定期的に行う大規模な更新は「コアアルゴリズムアップデート」と呼ばれます。
- 解説: アップデートにより、検索順位が大きく変動することがあります。SEO担当者はアップデートの情報を常に把握し、その内容や影響を分析して、サイトの改善に努める必要があります。Googleは品質の高いコンテンツやユーザー体験を重視する傾向を強めています。
-
アフィリエイト (Affiliate Marketing)
- 定義: 企業が自社の商品やサービスを、個人や法人のウェブサイト(アフィリエイター)を通じて宣伝・販売してもらい、成果に応じて報酬を支払うマーケティング手法。
- 解説: SEOの観点からは、アフィリエイトリンクの設置方法や、コンテンツの質が重要になります。ユーザーに価値を提供しない低品質なアフィリエイトサイトは評価されにくい傾向があります。
-
アフレシネス (Query Deserves Freshness / QDF)
- 定義: Googleの検索アルゴリズムの一つで、特定の検索クエリに対して、より新しい情報(鮮度の高い情報)を検索結果の上位に表示しようとする仕組み。
- 解説: ニュース性の高いトピックや、定期的に情報が更新されるべき分野(イベント情報、最新技術など)の検索クエリで特に顕著に働きます。常に最新の情報を提供することが求められるコンテンツでは、このアフレシネスを意識した更新が重要です。
-
インデックス (Index / 索引登録)
- 定義: 検索エンジンがクローラーを使って収集したウェブページの情報を、自身のデータベースに登録(整理・保存)すること。
- 解説: ウェブページがインデックスされて初めて、検索結果に表示される対象となります。Google Search Consoleなどを使って、自サイトのページが正しくインデックスされているかを確認できます。
noindex
タグを使用することで、特定のページを意図的にインデックスさせないようにすることも可能です。
-
インタースティシャル広告 (Interstitial Ad)
- 定義: ウェブページのコンテンツが表示される前や、ページ遷移の合間に、画面全体または大部分を覆って表示される広告。
- 解説: ユーザーが意図しないタイミングで表示され、コンテンツへのアクセスを妨げるような intrusive (邪魔な) インタースティシャル広告は、ユーザー体験を損なうとしてGoogleからペナルティを受ける可能性があります。特にモバイルにおいては注意が必要です。
-
インバウンドマーケティング (Inbound Marketing)
- 定義: ユーザーにとって価値のあるコンテンツ(ブログ記事、動画、SNS投稿など)を作成・提供することで、潜在顧客に見つけてもらい、興味を引きつけ、最終的に顧客へと育成していくマーケティング手法。
- 解説: 従来の広告(アウトバウンドマーケティング)とは対照的に、ユーザー側から能動的に情報を探しに来るプル型の戦略です。コンテンツSEOはインバウンドマーケティングの中核をなす要素の一つです。
-
インフォグラフィック (Infographic)
- 定義: 情報、データ、知識などを視覚的に分かりやすく表現した画像や図のこと。
- 解説: 複雑な情報を簡潔に伝えるのに効果的で、SNSなどで共有されやすいため、被リンク獲得やブランド認知度向上に繋がる可能性があります。コンテンツマーケティングの一環として活用されます。
-
インプレッション (Impression / 表示回数)
- 定義: ウェブページ上の広告や、検索結果ページにおける特定のウェブサイトのリンクなどが、ユーザーの画面に表示された回数のこと。
- 解説: Google Search Consoleでは、自サイトの各ページが検索結果にどれくらい表示されたか(インプレッション数)や、その際のクリック率(CTR)などを確認できます。SEOの効果測定における基本的な指標の一つです。
-
内部リンク (Internal Link)
- 定義: 同じウェブサイトドメイン内の異なるページ同士を結びつけるハイパーリンクのこと。
- 解説: サイトの回遊性を高め、ユーザーが必要な情報にたどり着きやすくするだけでなく、検索エンジンに対してもサイト構造や各ページの関連性、重要性を伝える役割があります。関連性の高いページ同士を適切に内部リンクで繋ぐことは、SEOにおいて非常に重要です。
-
オーガニック検索 (Organic Search / 自然検索)
- 定義: 検索エンジンの検索結果ページにおいて、有料広告(リスティング広告など)の枠を除いた、通常の(自然な)検索結果のこと。
- 解説: SEOは、このオーガニック検索でのランキングを向上させ、ウェブサイトへのトラフィックを増やすことを目的としています。ユーザーは広告よりもオーガニック検索の結果を信頼する傾向があると言われています。
-
オウンドメディア (Owned Media)
- 定義: 企業や組織が自ら所有し、管理・運営するメディアのこと。
- 解説: 具体例としては、自社の公式ウェブサイト、ブログ、メールマガジン、SNSの公式アカウントなどがあります。オウンドメディアを通じて、ターゲット顧客に対して価値のある情報を提供し、見込み客の獲得や顧客エンゲージメントの向上、ブランド構築を目指します。コンテンツマーケティングやSEOの主要な舞台となります。
か行
-
ガイドライン (Guideline / 品質に関するガイドライン)
- 定義: Googleなどの検索エンジンが、ウェブサイトの品質を評価し、検索結果の質を保つために定めている指針やルールのこと。
- 解説: Googleは「品質に関するガイドライン(旧ウェブマスター向けガイドライン)」を公開しており、これに準拠することがSEOの基本です。ガイドラインでは、ユーザーに価値のある独自性の高いコンテンツを作成すること、不正な手法(隠しテキスト、クローキングなど)を避けることなどが推奨されています。違反するとペナルティを受け、検索順位が大幅に低下する可能性があります。
-
階層構造 (Directory Structure / Site Hierarchy)
- 定義: ウェブサイト内のページが、トピックやカテゴリごとに論理的に整理され、トップページを頂点として段階的に構成されている構造のこと。
- 解説: 分かりやすい階層構造は、ユーザーがサイト内で目的の情報を見つけやすくする(ユーザビリティ向上)だけでなく、検索エンジンのクローラーがサイト全体を効率的に巡回し、各ページの関連性や重要性を理解する(クローラビリティ向上)のにも役立ちます。通常、3〜4クリック以内で全ての主要ページに到達できるような浅く広い構造が推奨されます。
-
隠しテキスト・隠しリンク (Hidden Text / Hidden Links)
- 定義: ユーザーには見えない、または見えにくいようにテキストやリンクをウェブページに設置する行為。ブラックハットSEOの手法の一つ。
- 解説: 例えば、背景色と同じ色の文字を使ったり、非常に小さいフォントサイズにしたり、CSSで画面外に配置したりする手法があります。検索エンジンを欺こうとする行為であり、Googleの品質に関するガイドラインで明確に禁止されています。発覚した場合、ペナルティの対象となります。
-
カニバリゼーション (Cannibalization / キーワードカニバリゼーション)
- 定義: 自社サイト内の複数のページが、同じまたは酷似したキーワードで検索エンジンの評価対象となり、互いに競合してしまっている状態。共食い。
- 解説: ターゲットキーワードが重複することで、検索エンジンがどのページを最も重要と判断すべきか混乱し、結果として各ページの評価が分散してしまい、いずれのページも上位表示されにくくなる可能性があります。コンテンツの統合やキーワードの再割り当てなどの対策が必要です。
-
canonical (カノニカル) タグ (
<link rel="canonical">
)- 定義: ウェブサイト内に重複または類似した内容のページが複数存在する場合に、検索エンジンに対して正規のURL(最も代表的と考えるURL)を伝えるためのHTMLタグ。
- 解説: 例えば、印刷用のページ、パラメータが付与されたURL、AMPページなどが存在する場合、正規のURLを指定することで、検索エンジンの評価をその正規URLに集約させることができます。これにより、重複コンテンツによる評価の分散を防ぎます。
-
キーワード (Keyword)
- 定義: ユーザーが検索エンジンで情報を探す際に入力する単語やフレーズ。
- 解説: SEO戦略の基本であり、自社のターゲット顧客がどのようなキーワードで検索するかを調査・選定し(キーワードリサーチ)、そのキーワードに対して最適化された質の高いコンテンツを作成することが求められます。キーワードには、検索ボリュームや競合性、検索意図など様々な側面があります。
-
キーワード出現頻度 (Keyword Density / キーワード密度)
- 定義: ウェブページ内の総単語数に対して、特定のキーワードが出現する回数の割合。
- 解説: かつてはSEOにおいて重要な指標とされていましたが、現在では単純な出現頻度よりも、コンテンツの文脈や関連性、共起語などが重視される傾向にあります。キーワードを不自然に詰め込みすぎると(キーワードスタッフィング)、かえってスパムと見なされペナルティを受けるリスクがあります。自然な範囲で、ユーザーにとって分かりやすい文章を心がけることが重要です。
-
クリック率 (Click Through Rate / CTR)
- 定義: ウェブページへのリンクや広告などが表示された回数(インプレッション数)のうち、実際にクリックされた回数の割合。計算式は「クリック数 ÷ インプレッション数 × 100 (%)」。
- 解説: 検索結果ページにおいては、魅力的なタイトルや説明文(スニペット)を作成することでCTRを高めることができます。CTRが高いということは、ユーザーの検索意図とページ内容が合致している可能性が高いことを示唆し、間接的にSEOに良い影響を与えると考えられています。Google Search Consoleで確認できます。
-
クローラビリティ (Crawlability)
- 定義: 検索エンジンのクローラー(ボット)が、ウェブサイトのコンテンツをどれだけ効率的に発見し、収集(クロール)しやすいかを示す度合い。
- 解説: 高いクローラビリティは、サイトの新しいページや更新されたページが迅速にインデックスされるために不可欠です。サイト構造の最適化、適切な内部リンクの設定、XMLサイトマップの送信、robots.txtの適切な設定などがクローラビリティ向上に繋がります。
-
クローラー (Crawler / Spider / Bot)
- 定義: インターネット上のウェブページを自動的に巡回し、情報を収集・データベース化するプログラムのこと。Googleのクローラーは「Googlebot」として知られています。
- 解説: クローラーが収集した情報に基づいて、検索エンジンはページのインデックスを作成し、ランキングを決定します。robots.txtファイルを使用することで、クローラーのアクセスを制御することができます。
-
構造化データ (Structured Data)
- 定義: ウェブページの内容(例:記事、イベント、商品、レビュー、レシピなど)について、検索エンジンが理解しやすいように、特定の語彙(例:Schema.org)と形式(例:JSON-LD, Microdata, RDFa)を用いて記述されたデータのこと。
- 解説: 構造化データを適切にマークアップすることで、検索結果ページにリッチリザルト(例:評価スター、価格情報、FAQドロップダウンなど)が表示されやすくなり、クリック率の向上やユーザーの注目を集める効果が期待できます。
-
検索エンジン最適化 (Search Engine Optimization / SEO)
- 定義: 検索エンジンのオーガニック検索(自然検索)結果において、特定のウェブサイトやウェブページがより上位に、より多く表示されるようにウェブサイトの構成やコンテンツ、外部要因などを調整し、改善していく一連の取り組み。
- 解説: 検索ユーザーが求める情報を提供し、検索エンジンにその価値を正しく認識してもらうための技術的施策とコンテンツ施策の両面からアプローチします。最終的な目的は、ウェブサイトへの質の高いトラフィックを増やし、ビジネス目標(コンバージョン)を達成することです。
-
検索クエリ (Search Query)
- 定義: ユーザーが検索エンジンで情報を検索する際に、実際に入力した単語やフレーズのこと。
- 解説: 「キーワード」とほぼ同義で使われますが、「キーワード」がマーケターやSEO担当者がターゲットとする語句を指すのに対し、「検索クエリ」はユーザーが実際に使用した生に近い表現を指すニュアンスがあります。Google Search Consoleなどで、自サイトが表示された検索クエリを確認できます。
-
検索意図 (Search Intent / User Intent)
- 定義: ユーザーが特定の検索クエリを入力する際に、その背景にある「何を知りたいのか」「何をしたいのか」という目的や欲求のこと。
- 解説: 検索意図は主に「情報収集型(Know)」「案内型(Go)」「取引型(Do)」「商業調査型(Commercial)」の4つに分類されることがあります。SEOにおいては、ターゲットとするキーワードの検索意図を正確に理解し、それに応えるコンテンツを作成することが非常に重要です。
-
検索順位 (Search Ranking)
- 定義: 特定の検索クエリに対して、検索エンジンの検索結果ページに表示されるウェブサイトの順番のこと。
- 解説: 一般的に、検索順位が高いほどクリックされる可能性が高く、ウェブサイトへのトラフィックも増加します。SEOの主要な目標の一つは、ターゲットキーワードにおける検索順位を向上させることです。順位は様々な要因によって常に変動します。
-
検索ボリューム (Search Volume)
- 定義: 特定のキーワードが、一定期間内(通常は月間)に検索エンジンで検索される回数のこと。
- 解説: 検索ボリュームが大きいキーワードは多くのトラフィックをもたらす可能性がありますが、競合も激しい傾向があります。キーワードリサーチツール(Googleキーワードプランナーなど)で調査でき、SEO戦略におけるキーワード選定の重要な指標の一つです。
-
外部リンク (External Link / Outbound Link)
- 定義: あるウェブサイトから、別のドメインのウェブサイトへ向けられたリンクのこと。発リンクとも呼ばれます。(「あ行」の「アウトバウンドリンク」と同義)
- 解説: 関連性の高い権威あるサイトへの外部リンクは、ユーザーにとって有益な情報源となり、コンテンツの信頼性を補強する役割を果たすことがあります。SEOの文脈では、自サイトが他サイトからどれだけ質の高い外部リンク(被リンク)を獲得しているかが重要視されます。
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コンテンツ (Content)
- 定義: ウェブサイト上に存在するテキスト、画像、動画、音声など、ユーザーに情報や価値を提供するあらゆる要素のこと。
- 解説: SEOにおいて「コンテンツイズキング」と言われるように、ユーザーの検索意図を満たし、独自性があり、質の高い情報を提供するコンテンツは最も重要な要素の一つです。検索エンジンはコンテンツの内容を評価し、ランキングを決定します。
-
コンテンツSEO (Content SEO)
- 定義: ユーザーの検索意図に応える高品質で価値のあるコンテンツを作成・最適化し、検索エンジンからの評価を高めることで、オーガニック検索からのトラフィック獲得を目指すSEOの手法。
- 解説: キーワードリサーチに基づき、ターゲットユーザーが求める情報を網羅的かつ分かりやすく提供することが重要です。定期的なコンテンツの更新や改善も含まれます。
-
コンテンツマーケティング (Content Marketing)
- 定義: ターゲットオーディエンスにとって価値のある、関連性の高いコンテンツを一貫して作成・配信することで、明確に定義されたオーディエンスを惹きつけ、維持し、最終的に収益に繋がる顧客行動を促す戦略的なマーケティングアプローチ。
- 解説: SEOはコンテンツマーケティングを成功させるための重要な手段の一つです。ブログ記事、動画、インフォグラフィック、eBook、ウェビナーなど様々な形式のコンテンツが活用されます。
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コンバージョン (Conversion / CV)
- 定義: ウェブサイト上で設定した最終的な目標(商品購入、問い合わせ、資料請求、会員登録、メルマガ登録など)をユーザーが達成すること。
- 解説: SEOやウェブマーケティングの成果を測るための重要な指標です。コンバージョン率(CVR = コンバージョン数 ÷ サイト訪問者数 × 100%)を高めるための施策(CRO – Conversion Rate Optimization)も重要となります。
-
Core Web Vitals (コアウェブバイタル)
- 定義: Googleが提唱する、ウェブサイトにおけるユーザーエクスペリエンスの質を測定するための主要な指標群。具体的にはLCP(Largest Contentful Paint)、INP(Interaction to Next Paint、旧FID)、CLS(Cumulative Layout Shift)の3つを指します(2025年5月時点)。
- 解説: これらの指標は、ページの読み込み速度、インタラクティブ性、視覚的な安定性を示し、良好なユーザー体験を提供するために重要です。Googleはこれらの指標を検索ランキングの要因の一つとして使用しています。PageSpeed Insightsなどのツールで測定・改善できます。
-
関連キーワード (Related Keywords / LSI Keywords – Latent Semantic Indexing Keywords)
- 定義: メインとなるターゲットキーワードと意味的・文脈的に関連性の高いキーワードやフレーズのこと。
- 解説: コンテンツを作成する際に、メインキーワードだけでなく関連キーワードも適切に含めることで、トピックの網羅性が高まり、検索エンジンがコンテンツのテーマをより深く理解するのに役立ちます。これにより、様々な検索クエリに対して表示される可能性が高まります。検索結果ページの下部や、キーワードリサーチツールなどで見つけることができます。
-
強調スニペット (Featured Snippet)
- 定義: ユーザーの検索クエリに対する簡潔な回答を、検索結果ページの最上部(オーガニック検索結果の0位、またはポジションゼロとも呼ばれる)に、通常よりも目立つ形式で表示する特別な枠のこと。
- 解説: 段落形式、リスト形式、テーブル形式などで表示されることがあります。強調スニペットに選ばれると、視認性が大幅に向上し、クリック率やサイトへのトラフィック増加が期待できます。コンテンツ内でユーザーの質問に直接的かつ簡潔に回答するような記述をすることで、表示されやすくなると言われています。
-
Google Analytics (グーグルアナリティクス)
- 定義: Googleが提供する無料(一部有料版あり)のウェブアクセス解析ツール。
- 解説: ウェブサイトへの訪問者数、ユーザー属性、行動、流入経路、コンバージョンなどを詳細に分析できます。SEOの効果測定やサイト改善点の発見、ユーザー理解を深めるために不可欠なツールです。現在はGA4(Google Analytics 4プロパティ)が主流となっています。
-
Google Search Console (グーグルサーチコンソール)
- 定義: Googleがウェブサイト管理者(ウェブマスター)向けに提供する無料のツール。
- 解説: サイトがGoogle検索でどのように認識されているか(インデックス状況、クロールエラーなど)、どのような検索クエリで表示・クリックされているか、モバイルユーザビリティの問題点、セキュリティの問題などを把握し、サイトのパフォーマンスを監視・改善するのに役立ちます。XMLサイトマップの送信もここから行います。
さ行
-
サーバー (Server)
- 定義: ウェブサイトのファイル(HTML、CSS、画像など)を保存し、インターネット経由でユーザーのブラウザからのリクエストに応じてこれらの情報を提供するコンピュータシステム。
- 解説: サーバーの応答速度や安定性は、ウェブサイトの表示速度やユーザーエクスペリエンスに直接影響し、間接的にSEOにも関わります。信頼性の高いホスティングサーバーを選ぶことが重要です。サーバーダウンが頻繁に起こるようであれば、SEO評価に悪影響を与える可能性があります。
-
サイテーション (Citation)
- 定義: ウェブ上で、特定の企業や店舗のNAP情報(Name:名前, Address:住所, Phone:電話番号)が言及されること。特にローカルSEO(MEO)において重要な要素。
- 解説: Googleマイビジネスのようなビジネスリスティングサイト、オンラインディレクトリ、地域情報サイトなどでの一貫したNAP情報の記載がサイテーションの質と量を高めます。多くの信頼できるサイトで正確に言及されることで、そのビジネスの信頼性や知名度が向上し、ローカル検索結果でのランキング向上に繋がります。
-
サイトマップ (Sitemap)
- 定義: ウェブサイト内のページ構成や各ページの情報をリスト形式で記述したファイル。主にXMLサイトマップとHTMLサイトマップの2種類があります。
- 解説:
- XMLサイトマップ: 検索エンジンのクローラー向けに、サイト内のクロールしてほしいURLのリスト、最終更新日、更新頻度、優先度などの情報を提供します。大規模サイトや新しいサイト、内部リンクが複雑なサイトなどで、クローラーが効率的にページを発見・インデックスするのを助けます。Google Search Consoleから送信できます。
- HTMLサイトマップ: サイトを訪れた人間ユーザー向けに、サイト全体のページ構成を分かりやすく示したページ。ユーザビリティ向上に役立ちます。
-
サブディレクトリ (Subdirectory / サブフォルダ)
- 定義: メインとなるドメイン名の後ろにスラッシュ(
/
)で区切られて構成される、ウェブサイト内の特定のセクションやカテゴリを示すURLの階層構造。 - 解説: 例:
example.com/blog/
やexample.com/products/category1/
など。一般的に、サブドメインよりもサブディレクトリの方がドメイン全体の評価を引き継ぎやすく、SEO上有利と言われることが多いですが、サイトの目的や構造によって最適な選択は異なります。
- 定義: メインとなるドメイン名の後ろにスラッシュ(
-
サブドメイン (Subdomain)
- 定義: メインとなるドメイン名の前に、ピリオド(
.
)で区切られた文字列を追加して構成されるドメイン。 - 解説: 例:
blog.example.com
やshop.example.com
など。メインドメインとは別サイトとして扱われる傾向があるため、特定のサービスや大規模なコンテンツ群をメインサイトと切り離して運営する場合などに使用されます。SEO評価はメインドメインと分けて扱われることが一般的です。
- 定義: メインとなるドメイン名の前に、ピリオド(
-
301リダイレクト (301 Redirect / 恒久的リダイレクト)
- 定義: あるURLへのアクセスを、別のURLへ恒久的に(永続的に)転送する処理のこと。HTTPステータスコードの「301 Moved Permanently」を返します。
- 解説: ウェブサイトのリニューアルでURLが変更された場合、ドメインを変更した場合、重複コンテンツを正規化する場合などに使用されます。検索エンジンは、301リダイレクトを認識すると、元のURLの評価(ページランクなど)を新しいURLへ引き継がせようとします。SEOにおいて非常に重要なリダイレクト処理です。
-
302リダイレクト (302 Redirect / 一時的リダイレクト)
- 定義: あるURLへのアクセスを、別のURLへ一時的に転送する処理のこと。HTTPステータスコードの「302 Found」(または「302 Moved Temporarily」)を返します。
- 解説: サイトメンテナンス中やA/Bテストなどで、一時的にユーザーを別のページに誘導したい場合に使用されます。301リダイレクトとは異なり、検索エンジンは元のURLの評価を新しいURLには引き継がせない(元のURLが引き続き正規であると認識する)とされています。恒久的なURL変更には使用すべきではありません。
-
SERP (Search Engine Results Page / サープ)
- 定義: ユーザーが検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に表示される結果ページのこと。
- 解説: SERPには、オーガニック検索結果(自然検索結果)、リスティング広告、強調スニペット、ローカルパック(マップ結果)、画像検索結果、動画検索結果、ナレッジパネルなど、様々な要素が表示されます。SEOの目的は、このSERPで自社サイトのコンテンツをより上位に、より魅力的に表示させることです。
-
Schema.org (スキーマオルグ)
- 定義: ウェブページ上の情報を構造化データとしてマークアップするための、共通の語彙(ボキャブラリー)を定義・提供している共同プロジェクト、またそのウェブサイト。
- 解説: Google、Microsoft (Bing)、Yahoo!、Yandexといった主要な検索エンジンによって支援されています。Schema.orgの語彙を用いることで、人、場所、組織、イベント、商品、レビューといった様々なエンティティ(実体)に関する情報を検索エンジンがより正確に理解できるようになり、リッチリザルトの表示などに繋がります。
-
常時SSL化 (Always On SSL / HTTPS化)
- 定義: ウェブサイトの全てのページをHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)で通信するように設定すること。
- 解説: HTTPSは、SSL/TLSプロトコルを用いてブラウザとサーバー間の通信を暗号化し、データの盗聴や改ざんを防ぎます。Googleは2014年にHTTPSをランキングシグナルとして使用することを発表しており、セキュリティ向上とユーザーの信頼性確保の観点から、常時SSL化はSEOの基本的な要件となっています。ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されます。
-
情報アーキテクチャ (Information Architecture / IA)
- 定義: ウェブサイトやアプリケーションにおいて、情報を整理し、構造化し、ユーザーが目的の情報を見つけやすく、理解しやすいように設計すること。
- 解説: 効果的なIAは、ナビゲーションの設計、サイト内検索の最適化、コンテンツの分類とラベリングなどを含みます。ユーザビリティを向上させ、ユーザーエンゲージメントを高めることで、間接的にSEOにも良い影響を与えます。サイトの階層構造もIAの一部です。
-
シングルページアプリケーション (Single Page Application / SPA)
- 定義: 単一のHTMLページを最初に読み込み、その後はJavaScriptによって動的にコンテンツを書き換えることで、ページ遷移なしにアプリケーションのように動作するウェブサイトの構築手法。
- 解説: 高速なユーザーエクスペリエンスを提供できますが、初期のSPAはJavaScriptに依存するため、検索エンジンのクローラーがコンテンツを正しく認識・インデックスしにくいというSEO上の課題がありました。現在は、サーバーサイドレンダリング(SSR)やダイナミックレンダリングなどの技術を用いることで、SPAのSEO対応も進んでいます。
-
順位変動 (Ranking Fluctuation)
- 定義: 検索エンジンの検索結果におけるウェブサイトの掲載順位が、時間とともに上下に変動すること。
- 解説: 順位変動は、検索アルゴリズムのアップデート、競合サイトの動向、自社サイトの更新、被リンクの増減など、様々な要因によって引き起こされます。日常的な細かな変動もあれば、コアアップデート時には大きな変動が見られることもあります。SEO担当者はこれらの変動を監視し、原因を分析して対策を講じることが求められます。
-
重複コンテンツ (Duplicate Content)
- 定義: ウェブサイト内外で、内容が全く同じ、または酷似しているコンテンツが複数の異なるURLで存在している状態。
- 解説:
www
の有無、index.html
の有無、パラメータ付きURL、印刷用ページ、他サイトからの無断コピーなどが原因で発生します。検索エンジンはどのURLを正規として評価すべきか混乱し、評価が分散したり、意図しないページがインデックスされたりする可能性があります。canonicalタグの使用、301リダイレクト、URLパラメータツールの設定などで対処します。
-
直帰率 (Bounce Rate)
- 定義: ウェブサイトを訪れたユーザーが、最初の1ページだけを閲覧して他のページに遷移することなくサイトを離脱(ブラウザを閉じる、別のサイトへ移動するなど)したセッションの割合。
- 解説: Google Analytics (ユニバーサルアナリティクス)で用いられていた指標です。一般的に直帰率が高いとユーザーの期待に応えられていない可能性が示唆されますが、ページの目的(例:問い合わせ先の電話番号だけを知りたいブログ記事など)によっては必ずしも悪いとは限りません。GA4では「エンゲージメント率」がより重視されるようになっていますが、参考指標として依然として注目されることがあります。
-
スニペット (Snippet)
- 定義: 検索エンジンの検索結果ページ(SERP)に表示される、各ウェブサイトのタイトル、URL、そしてそのページ内容の短い要約文のこと。
- 解説: 通常、ページのタイトルタグの内容がタイトルとして、メタディスクリプションタグの内容が要約文として表示されることが多いですが、検索エンジンがページ本文から最適な部分を自動的に抜粋することもあります。魅力的で分かりやすいスニペットは、クリック率(CTR)向上に繋がります。
-
スパム (Spam / Web Spam / Search Spam)
- 定義: 検索エンジンのランキングを不正に操作しようとする、Googleの品質に関するガイドラインに違反する様々な行為や、そのような行為を行っているウェブサイトのこと。
- 解説: キーワードスタッフィング、隠しテキスト、クローキング、悪質なリンクプログラムへの参加、自動生成された低品質コンテンツなどが該当します。検索エンジンはスパム行為を検出し、ペナルティを課すことがあります。
-
スマートスピーカー検索 / 音声検索 (Voice Search)
- 定義: スマートスピーカー(例:Google Home, Amazon Echo)やスマートフォンの音声アシスタント(例:Googleアシスタント, Siri)に話しかけることで情報を検索する行為。
- 解説: 音声検索は、通常のテキスト検索よりも会話的で長いフレーズ(ロングテールキーワード)が使われる傾向があります。FAQ形式のコンテンツや、構造化データによるマークアップ(特にSpeakableなど)が音声検索結果として表示される上で重要になると考えられています。
-
SSL (Secure Sockets Layer) / TLS (Transport Layer Security)
- 定義: インターネット上でデータを暗号化して送受信するためのプロトコル(通信規約)。SSLは古いバージョンで、現在はより安全なTLSが主流ですが、慣習的にSSL/TLSと併記されたり、単にSSLと呼ばれたりします。
- 解説: これらを用いることで、ウェブサーバーとユーザーのブラウザ間の通信が保護され、個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータが第三者に盗聴・改ざんされるのを防ぎます。HTTPS通信を実現するために不可欠な技術です。
-
セッション (Session)
- 定義: ユーザーがウェブサイトを訪問してから離脱するまでの一連の操作(行動)のこと。アクセス解析における基本的な単位。
- 解説: 1セッション中に複数のページビューが発生することもあります。一定時間操作がない場合や、日付が変わった場合などにセッションは終了します。Google Analyticsなどのツールで、セッション数や平均セッション時間、セッションあたりのページビュー数などを分析できます。
-
セマンティック検索 (Semantic Search)
- 定義: ユーザーが入力したキーワードの文字列そのものだけでなく、その言葉の背景にある意味や文脈、検索意図を理解して、より関連性の高い検索結果を提供しようとする検索エンジンの仕組み。
- 解説: 検索エンジンは、エンティティ(人、場所、物事など)間の関連性や、ユーザーの過去の検索履歴、位置情報なども考慮して検索結果をパーソナライズします。コンテンツ作成においては、単一のキーワードだけでなく、関連するトピックや共起語を網羅し、ユーザーの疑問に包括的に答えることが重要になります。
-
ソーシャルシグナル (Social Signal)
- 定義: Facebookの「いいね!」やシェア、X (旧Twitter) のリポストや返信など、ソーシャルメディア上でのウェブサイトやコンテンツに対するユーザーの反応やエンゲージメントのこと。
- 解説: ソーシャルシグナルがGoogleの検索ランキングに直接的な影響を与えるかについては議論がありますが、間接的にはブランド認知度の向上、被リンク獲得の機会創出、トラフィック増加などに繋がり、結果としてSEOに良い影響を与える可能性があります。質の高いコンテンツはソーシャルメディアで共有されやすい傾向があります。
た行
-
ターゲットキーワード (Target Keyword)
- 定義: 特定のウェブページやコンテンツで、検索結果の上位表示を目指す主要なキーワードのこと。
- 解説: キーワードリサーチを通じて、自社のビジネスや提供する情報に関連性が高く、かつターゲットユーザーが実際に検索するであろうキーワードを選定します。選定したターゲットキーワードに基づいてコンテンツを作成し、ページ内の適切な要素(タイトル、見出し、本文など)に自然な形で盛り込むことがSEOの基本となります。
-
タイトルタグ (Title Tag /
<title>
タグ)- 定義: HTML文書のヘッダー部分 (
<head>
セクション内) に記述される、そのウェブページのタイトルを示すタグ。 - 解説: 検索結果ページ(SERP)のリンクラベル(クリッカブルなタイトル)として表示されるほか、ブラウザのタブやブックマーク時の名称としても使用されます。ページの内容を簡潔かつ的確に表し、ターゲットキーワードを含めることがSEOにおいて非常に重要です。ユーザーのクリック率(CTR)にも大きく影響します。
- 定義: HTML文書のヘッダー部分 (
-
滞在時間 (Time on Page / Session Duration / Engagement Time)
- 定義: ユーザーが特定のウェブページを閲覧していた時間(Time on Page)、またはウェブサイト全体に滞在していた時間(Session Duration)。GA4では「平均エンゲージメント時間 (Average engagement time)」などが関連指標となります。
- 解説: 一般的に、滞在時間が長いほどユーザーがコンテンツに興味を持ち、満足している可能性が高いと解釈されます。ただし、ページの目的によっては短い滞在時間でも問題ない場合があります(例:問い合わせ先をすぐに見つけられた場合など)。ユーザーエンゲージメントを示す指標の一つとして、コンテンツの質やユーザビリティを評価する際に参考にされます。
-
多言語SEO (Multilingual SEO) / 国際SEO (International SEO)
- 定義: 複数の言語や国・地域をターゲットとしてウェブサイトを最適化し、それぞれの言語・地域の検索エンジンで上位表示を目指すためのSEO戦略。
- 解説:
hreflang
属性を使用して言語や地域のターゲティングを検索エンジンに正確に伝えること、各言語・地域に合わせたコンテンツのローカライズ、URL構造の設計(例:サブディレクトリ、サブドメイン、ccTLDの利用)などが重要になります。文化的な背景や検索行動の違いも考慮する必要があります。
-
DNS (Domain Name System / ドメインネームシステム)
- 定義: 人間が覚えやすいドメイン名(例:
www.example.com
)を、コンピュータが理解できるIPアドレス(例:192.0.2.1
)に変換する(名前解決する)インターネット上のシステム。 - 解説: DNSの応答速度や設定の正確性は、ウェブサイトの表示速度やアクセスの安定性に影響を与えるため、間接的にSEOに関わります。DNSサーバーが不安定だと、サイトにアクセスできない時間が発生し、ユーザー体験やクローラビリティに悪影響を及ぼす可能性があります。
- 定義: 人間が覚えやすいドメイン名(例:
-
テクニカルSEO (Technical SEO)
- 定義: 検索エンジンがウェブサイトを効率的にクロールし、正確にインデックスできるように、ウェブサイトの技術的な側面を最適化すること。
- 解説: サイトの構造、XMLサイトマップ、robots.txt、ページの表示速度(Core Web Vitals)、モバイルフレンドリー、URL構造、構造化データマークアップ、HTTPS化、リダイレクト処理、重複コンテンツの解消などが含まれます。コンテンツの質を高めることと並んで、SEOの両輪をなす重要な領域です。
-
データドリブン (Data-Driven)
- 定義: 収集・分析した様々なデータ(アクセス解析データ、検索順位データ、ユーザー行動データなど)に基づいて、意思決定や戦略立案、施策実行を行うアプローチのこと。
- 解説: SEOにおいては、感覚や経験だけに頼るのではなく、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどのツールから得られる客観的なデータを活用して、コンテンツ改善、キーワード戦略の見直し、テクニカルな問題点の特定などを行います。効果測定と改善のサイクルを回す上で不可欠な考え方です。
-
テーマ (Theme / Website Theme)
- 定義: 特にWordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)において、ウェブサイト全体のデザインやレイアウト、基本的な機能を定義するテンプレート群のこと。
- 解説: テーマの選択は、サイトの見た目だけでなく、表示速度、モバイル対応、内部構造(HTMLの質)、構造化データのサポート状況など、テクニカルSEOの要素にも影響を与えることがあります。SEOに配慮された設計のテーマを選ぶことが望ましいです。
-
ディスクリプション (meta description / メタディスクリプション)
- 定義: ウェブページのHTMLヘッダー部分に記述するメタタグの一つで、そのページの内容を要約した短い説明文。
- 解説: 検索結果ページ(SERP)のスニペットとして表示されることが多く(ただし、Googleがページ本文から自動生成する場合もある)、ユーザーがそのページをクリックするかどうかの判断材料となります。ターゲットキーワードを含めつつ、ユーザーの興味を引き、ページ内容のメリットを伝える魅力的な文章を作成することがクリック率(CTR)向上に繋がります。推奨文字数は、PCで120字程度、スマートフォンで70字程度など、表示環境によって異なります。
-
テンプレート (Template / Website Template)
- 定義: ウェブページの基本的な構造やレイアウト、デザインの雛形となるファイル。特定の種類のページ(例:ブログ記事、商品ページ、カテゴリページ)で共通して使用されます。
- 解説: テンプレートを適切に設計することで、サイト全体のデザインの一貫性を保ち、効率的なサイト運営が可能になります。SEOの観点からは、テンプレートレベルでHタグの適切な使用、構造化データの実装、モバイル対応などが考慮されていることが重要です。
-
トップページ (Top Page / Home Page / ホームページ)
- 定義: ウェブサイトの入り口となる最も主要なページ。通常、ドメイン名(例:
www.example.com
)にアクセスした際に表示されます。 - 解説: サイト全体の概要やナビゲーション、重要なコンテンツへのリンクなどを掲載し、ユーザーを目的のページへ誘導する役割を持ちます。SEOにおいては、サイトのテーマ性を表す重要なキーワードを含めたり、質の高い内部リンクを適切に配置したりすることが重要です。
- 定義: ウェブサイトの入り口となる最も主要なページ。通常、ドメイン名(例:
-
トピッククラスター (Topic Cluster)
- 定義: 特定の広範なトピック(ピラーコンテンツ)を中心に、それに関連するより具体的な複数のサブトピック(クラスターコンテンツ)を内部リンクで相互に結びつけたコンテンツ群の構造モデル。
- 解説: ピラーコンテンツは中心的なハブとなり、各クラスターコンテンツからリンクを受けます。また、各クラスターコンテンツもピラーコンテンツや他の関連クラスターコンテンツへリンクします。この構造により、特定トピックにおける専門性と網羅性を示し、検索エンジンからの評価を高める効果が期待されます。ユーザーにとっても関連情報を体系的に理解しやすくなります。
-
トラフィック (Traffic / Web Traffic / アクセス数)
- 定義: 特定の期間内にウェブサイトに訪れたユーザーの数や、発生したセッション数、ページビュー数などの総称。サイトへの訪問量。
- 解説: SEOの主要な目的の一つは、オーガニック検索からの質の高いトラフィックを増やすことです。トラフィックの量だけでなく、その質(例:コンバージョンに繋がりやすいユーザーか、エンゲージメントが高いかなど)も重要視されます。Google Analyticsなどのツールで測定します。
-
トランザクショナルクエリ (Transactional Query / 取引型クエリ)
- 定義: ユーザーが何かを購入したい、ダウンロードしたい、会員登録したいなど、具体的な行動(取引)を起こすことを目的として検索する際に入力するクエリ。検索意図の一種。
- 解説: 例:「[商品名] 購入」「[サービス名] 申し込み」「[アプリ名] ダウンロード」など。これらのクエリに対しては、商品ページや申込フォームなどのコンバージョンに直結するページを最適化することが重要です。
-
トレンド (Trend / Search Trend)
- 定義: 特定のキーワードやトピックが、時間とともに検索される回数や注目度がどのように変化しているかの傾向。
- 解説: Googleトレンドなどのツールで調べることができます。季節性のあるキーワードや、急上昇しているキーワードなどを把握し、コンテンツ戦略やキーワード戦略に活かすことができます。時事性の高い情報を扱う場合は特に重要です。
-
ドメイン (Domain / ドメイン名)
- 定義: インターネット上のウェブサイトの住所を示す、人間が覚えやすい文字列。例:
example.com
。 - 解説: IPアドレスと紐づけられています。ドメイン名は、ウェブサイトのブランドや内容を表すものとして慎重に選ぶ必要があります。ドメインの運用歴(ドメインエイジ)や、過去の運用状況(ペナルティ履歴など)もSEOに影響を与えることがあります。
- 定義: インターネット上のウェブサイトの住所を示す、人間が覚えやすい文字列。例:
-
ドメインオーソリティ (Domain Authority / DA)
- 定義: ウェブサイト全体の検索エンジンにおける強さや信頼性、権威性を示す指標の一つ。Moz社が提唱・提供しているスコアが有名。
- 解説: Googleが公式に使用している指標ではありませんが、競合サイトとの相対的な強さを比較したり、SEO戦略の成果を測るための一つの目安として広く利用されています。被リンクの質と量、コンテンツの質、サイトの運用歴などが影響するとされています。数値が高いほど、検索エンジンからの評価が高い傾向があると考えられます。
-
ドメインエイジ (Domain Age)
- 定義: ドメイン名が登録されてから経過した期間(年齢)のこと。
- 解説: 一般的に、ドメインエイジが古い方が検索エンジンからの信頼性が高い傾向があると言われることがありますが、Googleはドメインエイジそのものを直接的なランキング要因としては重視していないと公言しています。それよりも、ドメインが長期間にわたって質の高いコンテンツを提供し続け、信頼できる運用がなされてきた実績の方が重要です。
-
被リンク (Backlink / Inbound Link / バックリンク / インバウンドリンク)
- 定義: 他のウェブサイトから自社のウェブサイトへ向けられたハイパーリンクのこと。
- 解説: 検索エンジンは、質の高い多くのサイトから被リンクを獲得しているサイトを「信頼性が高く、価値のあるサイト」と評価する傾向があります(ページランクの概念)。ただし、単に数が多いだけでなく、リンク元のサイトの権威性、関連性、アンカーテキストなどが重要です。低品質なサイトからの不自然な被リンクは、逆にペナルティのリスクとなることもあります。
な行
-
NAP情報 (ナップ情報 / Name, Address, Phone number)
- 定義: 企業や店舗の基本的な情報である「名称 (Name)」「住所 (Address)」「電話番号 (Phone number)」の3つの要素の頭文字を取った略称。
- 解説: 特にローカルSEO(MEO)において非常に重要な情報です。Googleマイビジネスや各種ポータルサイト、自社サイトなどでNAP情報が一貫して正確に記載されていることが、検索エンジンからの信頼性を高め、地域名と組み合わせた検索(例:「福岡市 カフェ」)での上位表示に繋がります。「サイテーション」はこのNAP情報がウェブ上で言及されることを指します。
-
ナビゲーション (Navigation / サイトナビゲーション)
- 定義: ウェブサイト内でユーザーが目的の情報にたどり着きやすくするために設置された案内機能のこと。メニューバー、パンくずリスト、フッターリンクなどが代表的です。
- 解説: 分かりやすいナビゲーションは、ユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させるだけでなく、検索エンジンのクローラーがサイト構造を理解し、各ページを効率的に巡回する手助けにもなります。主要なコンテンツへの導線が明確で、ユーザーが迷わないような設計が重要です。
-
ナチュラルリンク (Natural Link / 自然リンク / オーガニックリンク)
- 定義: ウェブサイト運営者が作為的に設置したものではなく、他のサイト運営者やブロガーなどが、コンテンツの価値を認めて自発的に設置した被リンクのこと。
- 解説: 検索エンジンはナチュラルリンクを高く評価する傾向にあり、SEOにおいて最も価値のあるリンクとされています。ユーザーにとって本当に役立つ、質の高い独自のコンテンツを作成し続けることが、ナチュラルリンクを獲得するための基本的なアプローチです。金銭の授受や過度な相互リンクなどによって人為的に作られたリンクは、ペナルティの対象となるリスクがあります。
-
ナレッジグラフ (Knowledge Graph) / ナレッジパネル (Knowledge Panel)
- 定義:
- ナレッジグラフ: Googleが持つ、世の中の様々なエンティティ(人、場所、物事、組織など)とその関連性に関する巨大なデータベース。
- ナレッジパネル: 検索結果ページ(主に右側やモバイルでは上部)に、特定のエンティティ(企業名、著名人、場所など)に関する情報をナレッジグラフから集約して表示する情報ボックス。
- 解説: ナレッジパネルには、公式サイトへのリンク、概要、所在地、営業時間、関連情報などが表示され、ユーザーは検索結果ページから離れることなく基本的な情報を得られます。企業やブランドは、構造化データマークアップやGoogleマイビジネスの最適化などを通じて、ナレッジパネルに表示される情報の正確性を高めることができます。
- 定義:
-
ニッチキーワード (Niche Keyword / ロングテールキーワードの一部)
- 定義: 検索ボリュームは比較的小さいものの、特定の分野やターゲット層に特化しており、競合が少なくコンバージョンに繋がりやすい傾向のあるキーワード。
- 解説: 例えば「SEO対策」という広範なキーワードに対し、「福岡市 中小企業向け SEOコンサルティング 初回無料」のような具体的で絞り込まれたキーワードがニッチキーワードに該当します。大手サイトが狙いにくい領域であり、専門性の高いコンテンツを提供することで上位表示を目指しやすくなります。
-
ニーズ (User Needs / ユーザーニーズ)
- 定義: ユーザーが情報を探したり、何か行動を起こしたりする際に抱えている根本的な欲求や必要性、解決したい課題のこと。
- 解説: 「検索意図」と密接に関連しますが、検索クエリに直接現れない潜在的なニーズも含まれます。SEOやコンテンツマーケティングにおいては、ターゲットユーザーがどのようなニーズを持っているかを深く理解し、それに応える情報や解決策を提供することが成功の鍵となります。
-
ニュースSEO (News SEO)
- 定義: ニュース記事や速報性の高い情報を扱うウェブサイトが、Googleニュースなどのニュース配信プラットフォームや、検索結果のニュース枠で上位表示されるための最適化戦略。
- 解説: 通常のSEO原則に加え、コンテンツの鮮度、正確性、速報性、サイトの信頼性、Googleニュースサイトマップの作成、AMP(Accelerated Mobile Pages)対応などが重要になります。「アフレシネス(QDF)」のアルゴリズムが強く影響する分野です。
-
ネガティブSEO (Negative SEO)
- 定義: 競合他社のウェブサイトの検索順位を意図的に下げることを目的として行われる、悪意のある外部からの攻撃や妨害行為。
- 解説: 例えば、低品質なサイトから大量のスパムリンクを送りつけたり、サイトのコンテンツを無断でコピーして重複コンテンツ問題を発生させたり、サーバーに負荷をかけて表示速度を遅延させたりするなどの手口があります。Googleはこのような攻撃を検知し、影響を無効化するよう努めていますが、サイト運営者は定期的に被リンクプロファイルやサイトの状況を監視し、必要であればGoogle Search Consoleの否認ツールなどを使って対処することが推奨されます。
-
ネットワーク遅延 (Network Latency / レイテンシ)
- 定義: データがネットワーク上のある地点から別の地点へ転送される際に生じる時間の遅れ。
- 解説: ウェブサイトの表示速度に影響を与える要因の一つです。サーバーの物理的な距離、ネットワーク経路の混雑、サーバーの処理能力などが原因で発生します。CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の利用や、サーバーの最適化などで軽減できる場合があります。サイトの表示速度はユーザーエクスペリエンスとSEOに影響するため、遅延を最小限に抑えることが重要です。
-
noindexタグ (ノーインデックス)
- 定義: 特定のウェブページを検索エンジンのインデックス(データベース)に登録させないように指示するためのメタタグ。HTMLの
<head>
セクション内に<meta name="robots" content="noindex">
のように記述します。 - 解説: 低品質なページ、内容が重複しているページ、会員専用ページ、サイト内検索結果ページなど、検索結果に表示させる必要がない、あるいは表示させたくないページに使用します。robots.txtでクロールを拒否するのとは異なり、noindexはクロールは許可するもののインデックスはさせないという指示になります。
- 定義: 特定のウェブページを検索エンジンのインデックス(データベース)に登録させないように指示するためのメタタグ。HTMLの
-
nofollow属性 (ノーフォロー /
rel="nofollow"
)- 定義: 特定のリンクに対して、検索エンジンにそのリンクを辿らないように、またはそのリンク先のページに自サイトの評価(ページランクなど)を渡さないように伝えるためのHTMLの
<a>
タグの属性値。 - 解説: 信頼できないコンテンツへのリンク、有料リンク(広告リンクなど)、コメントスパム対策、ユーザー生成コンテンツ内のリンクなどに使用されます。例:
<a href="example.com" rel="nofollow">リンクテキスト</a>
。Googleは2019年にnofollow
の解釈を変更し、ヒントとして扱う場合があると発表しました。また、リンクの種類をより具体的に示すrel="sponsored"
(広告リンク)やrel="ugc"
(ユーザー生成コンテンツ)といった属性値も導入されています。
- 定義: 特定のリンクに対して、検索エンジンにそのリンクを辿らないように、またはそのリンク先のページに自サイトの評価(ページランクなど)を渡さないように伝えるためのHTMLの
は行
-
パーマリンク (Permalink / Permanent Link)
- 定義: ウェブサイト内の個々の投稿やページに対して設定される恒久的な(永続的な)URLのこと。
- 解説: SEOにおいて、パーマリンクは分かりやすく、そのページの内容を示すキーワードを含んでいることが推奨されます。WordPressなどのCMSでは、パーマリンクの構造をカスタマイズできる設定があります。一度公開したページのパーマリンクを後から変更すると、SEO評価や既存のリンクに影響が出るため、慎重に行う必要があります。変更する場合は301リダイレクトが必須です。
-
バーティカル検索 (Vertical Search / 専門検索)
- 定義: 特定のカテゴリや分野(例:画像、動画、ニュース、ショッピング、地図など)に特化した検索エンジンのこと、またはそのような検索機能。
- 解説: Googleの通常のウェブ検索以外にも、Google画像検索、Google動画検索、Googleショッピング、Googleニュース、Googleマップなどがバーティカル検索の一例です。コンテンツの種類に応じて、これらのバーティカル検索での最適化も重要になります。例えば、画像SEOや動画SEO、ローカルSEO(MEO)などが該当します。
-
ハッシュタグ (Hashtag)
- 定義: SNS(X (旧Twitter), Instagram, Facebookなど)の投稿において、キーワードの前にハッシュ記号「#」を付けたラベルのこと。クリックすると同じハッシュタグが付いた投稿を一覧で表示できます。
- 解説: 直接的なGoogle検索のランキング要因ではありませんが、SNS上でのコンテンツの発見性を高め、情報の拡散やブランド認知度向上、ウェブサイトへのトラフィック誘導に繋がる可能性があります。これにより間接的にSEOに良い影響を与えることがあります。関連性の高いハッシュタグを適切に使用することが重要です。
-
パラメータ (Parameter / URL Parameter)
- 定義: URLの末尾に付加される「?」以降の「キー=値」形式の文字列(例:
example.com/page?source=newsletter&id=123
)。ウェブサーバーに特定の情報を渡したり、コンテンツの表示を制御したり、トラッキングしたりするために使用されます。 - 解説: ソート順の指定、絞り込み検索の結果表示、広告キャンペーンの識別(UTMパラメータなど)などに利用されます。パラメータによってURLが複数生成されると、重複コンテンツの問題を引き起こす可能性があるため、
canonical
タグやGoogle Search ConsoleのURLパラメータツールなどで適切に処理する必要があります。
- 定義: URLの末尾に付加される「?」以降の「キー=値」形式の文字列(例:
-
パンくずリスト (Breadcrumbs / Breadcrumb Navigation)
- 定義: ウェブサイト内でユーザーが現在閲覧しているページが、サイト全体の階層構造のどこに位置するのかを示すナビゲーションのこと。通常、ページの上部に表示されます。
- 解説: 例:「ホーム > カテゴリ > サブカテゴリ > 現在のページ」。ユーザーがサイト内での現在地を把握しやすくし、上位階層へ簡単に戻れるようにすることでユーザビリティを向上させます。また、検索エンジンにとってもサイト構造を理解しやすくする効果があり、内部リンクとしての役割も果たします。構造化データでマークアップすることで、検索結果にパンくずリストが表示されることもあります。
-
表示速度 (Page Speed / Site Speed)
- 定義: ウェブページがユーザーのブラウザに読み込まれて表示されるまでの速さのこと。
- 解説: 表示速度はユーザーエクスペリエンスに直接的な影響を与え、遅いサイトはユーザーの離脱率を高める原因となります。Googleは表示速度を検索ランキングの要因の一つとしており、特にCore Web Vitals(LCP, INP, CLS)の指標が重要視されています。画像の最適化、ブラウザキャッシュの活用、サーバーの応答速度改善、不要なJavaScriptの削除などが表示速度改善の一般的な手法です。
-
ビッグキーワード (Big Keyword / ヘッドキーワード / メインキーワード)
- 定義: 検索ボリュームが非常に大きく、一般的で広範な意味を持つ1語または2語程度のキーワード。
- 解説: 例:「SEO」「旅行」「パソコン」など。多くのユーザーに検索されるため、上位表示できれば大きなトラフィックが見込めますが、競合が非常に激しく、上位表示の難易度が高い傾向があります。また、検索意図が多様であるため、コンバージョンに結びつきにくい場合もあります。
-
ファーストビュー (Above the Fold)
- 定義: ユーザーがウェブページにアクセスした際に、スクロールせずに最初に見える画面領域のこと。
- 解説: この領域に最も重要な情報やCTA(Call to Action)を配置することで、ユーザーの関心を引きつけ、離脱を防ぐ効果が期待されます。ただし、ファーストビューにコンテンツを詰め込みすぎたり、広告を過度に配置したりすると、ユーザーエクスペリエンスを損ね、Googleからの評価を下げる可能性もあるため注意が必要です。
-
favicon (ファビコン / Favorite Icon)
- 定義: ブラウザのタブ、ブックマーク、履歴などに表示される、ウェブサイトを象徴する小さなアイコン画像。
- 解説: 直接的なSEOランキングへの影響は無いとされていますが、サイトのブランディングやユーザーの視認性向上に役立ち、ブックマークからの再訪問を促す効果などが期待できます。設定しておくことが推奨されます。
-
フッター (Footer)
- 定義: ウェブページの一番下の領域のこと。
- 解説: 通常、コピーライト情報、プライバシーポリシーへのリンク、サイトマップ、運営会社情報、関連サイトへのリンクなどが配置されます。メインコンテンツではないものの、サイト全体の信頼性やユーザビリティを補完する役割があります。フッターにキーワードを詰め込むような過度なSEO対策は避けるべきです。
-
プライバシーポリシー (Privacy Policy)
- 定義: ウェブサイトやサービスが、ユーザーの個人情報(氏名、メールアドレス、閲覧履歴など)をどのように収集し、利用し、管理・保護するかについて定めた方針を記載した文書。
- 解説: 個人情報保護法の遵守はもちろん、ユーザーに安心感を与え、サイトの信頼性を高める上で非常に重要です。特にECサイトや会員登録機能のあるサイト、お問い合わせフォームを設置しているサイトなどでは必須と言えます。フッターなどからアクセスしやすい場所に明示することが一般的です。
-
ブラックハットSEO (Black Hat SEO)
- 定義: 検索エンジンのガイドラインに違反する、または検索エンジンを欺こうとするような不正な手法を用いて、検索順位を不当に操作しようとする行為の総称。
- 解説: 具体例としては、キーワードスタッフィング、隠しテキスト・隠しリンク、クローキング、有料リンクの購入(PageRankを操作する目的)、低品質なコンテンツの大量自動生成などが挙げられます。発覚した場合、検索エンジンからペナルティを受け、検索順位の大幅な下落やインデックス削除といった厳しい措置が取られるリスクが非常に高いです。
-
ブラウザ (Browser / Web Browser)
- 定義: ウェブページを閲覧するために使用するソフトウェア。HTML、CSS、JavaScriptなどを解釈し、人間が見える形にレンダリングして表示します。
- 解説: 代表的なブラウザには、Google Chrome, Safari, Firefox, Microsoft Edgeなどがあります。SEOにおいては、主要なブラウザでサイトが正しく表示され、機能するか(クロスブラウザ対応)を確認することが重要です。また、ブラウザのキャッシュ機能やレンダリングの仕組みを理解することも、サイトの表示速度改善などに役立ちます。
-
プロトコル (Protocol / 通信プロトコル)
- 定義: コンピュータネットワークにおいて、機器同士がデータを送受信するために定められた共通の規約や手順のこと。
- 解説: ウェブにおいては、HTTP (Hypertext Transfer Protocol) やHTTPS (Hypertext Transfer Protocol Secure) が最も基本的なプロトコルです。HTTPSは通信が暗号化されており、セキュリティが高いことからGoogleも推奨しており、SEOのランキングシグナルの一つとなっています。
-
ブログ (Blog)
- 定義: ウェブ上に記録(ログ)を残すという意味の「ウェブログ(Weblog)」の略。個人や企業が情報発信を行うためのウェブサイトの一形式。
- 解説: SEO戦略において、ブログは非常に有効なツールです。ターゲットユーザーの検索意図に合致した質の高い記事を定期的に公開することで、オーガニック検索からのトラフィックを獲得し、潜在顧客との接点を増やし、専門性や権威性を示すことができます。コンテンツマーケティングの中核的な役割を担います。
-
ページエクスペリエンス (Page Experience)
- 定義: ユーザーが特定のウェブページを閲覧・操作する際に感じる総合的な体験の質のこと。Googleがランキング要因として考慮するシグナル群の総称。
- 解説: Core Web Vitals(LCP, INP, CLS)、モバイルフレンドリー、HTTPS(セキュアな接続)、煩わしいインタースティシャル広告がないことなどが含まれます。ユーザーが快適に、ストレスなくサイトを利用できるかどうかが重要視されており、これらの要素を最適化することがSEOにおいてますます重要になっています。
-
ページランク (PageRank / PR)
- 定義: Googleがウェブページの重要性を評価するために開発したアルゴリズム、またはその指標。ウェブページ間のリンク構造に基づいて、多くの重要なページからリンクされているページほど重要であると判断します。
- 解説: かつてはツールバーなどで公開されていましたが、現在は公開されていません。しかし、PageRankの基本的な考え方である「質の高い被リンクの重要性」は、依然としてGoogleのランキングアルゴリズムの根幹をなす要素の一つと考えられています。
-
BERT (Bidirectional Encoder Representations from Transformers / バート)
- 定義: Googleが開発した、自然言語処理(NLP)のためのニューラルネットワークベースの技術。検索クエリに含まれる単語の文脈やニュアンスを、より深く理解するために導入されました。
- 解説: BERTの導入により、Googleは特に会話的な検索クエリや、前置詞などが重要な意味を持つクエリに対して、より関連性の高い検索結果を返せるようになりました。SEO担当者は、特定のキーワードだけでなく、ユーザーの検索意図や文脈全体を考慮した自然な文章でコンテンツを作成することが、より一層求められるようになりました。
-
ヘッドレスCMS (Headless CMS)
- 定義: 従来のCMSとは異なり、コンテンツの管理・保存を行うバックエンド機能と、コンテンツを表示するフロントエンド(ビュー層)が分離されたアーキテクチャを持つコンテンツ管理システム。
- 解説: フロントエンドの表示技術(例:React, Vue.js, AngularなどのJavaScriptフレームワーク)を自由に選択できるため、ウェブサイトだけでなく、スマートフォンアプリ、デジタルサイネージなど、様々なチャネルにコンテンツを配信(マルチチャネル配信)しやすくなります。SEOにおいては、サーバーサイドレンダリング(SSR)やプリレンダリングなどの手法を用いて、クローラーがコンテンツを正しく認識できるように設定することが重要です.
-
ペナルティ (Penalty / Google Penalty)
- 定義: Googleの品質に関するガイドラインに違反したウェブサイトに対して、検索順位の大幅な下落やインデックスからの削除といった措置がGoogleによって科されること。
- 解説: ペナルティには、Googleの担当者が手動で確認して科す「手動による対策(手動ペナルティ)」と、アルゴリズムによって自動的に検知されて科される「アルゴリズムによるペナルティ」があります。手動ペナルティはGoogle Search Consoleで通知され、原因を修正後に再審査リクエストを送信する必要があります。ブラックハットSEOを行うとペナルティを受けるリスクが非常に高まります。
-
ホワイトハットSEO (White Hat SEO)
- 定義: 検索エンジンの品質に関するガイドラインを遵守し、ユーザーにとって価値のある質の高いコンテンツを作成・提供し、ウェブサイトのユーザビリティや技術的な側面を改善することで、正当な方法で検索順位の向上を目指すSEOの手法。
- 解説: 長期的な視点に立ち、ユーザー満足度を高めることを最優先とするアプローチです。ブラックハットSEOとは対照的に、ペナルティのリスクが低く、持続的な成果が期待できます。Googleが推奨するSEOのあり方です。
-
HTML (HyperText Markup Language / ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ)
- 定義: ウェブページを作成するために使用される最も基本的なマークアップ言語。テキスト、画像、リンクなどの要素を構造的に記述し、意味付けを行います。
- 解説: SEOにおいては、HTMLタグ(例:タイトルタグ、見出しタグ、メタタグ、alt属性など)を適切に使用して、コンテンツの構造や意味を検索エンジンに正確に伝えることが重要です。セマンティックな(意味的に正しい)HTMLコーディングが推奨されます。
-
HTTPステータスコード (HTTP Status Code)
- 定義: ウェブサーバーが、ブラウザなどのクライアントからのリクエストに対して返す3桁の数字のコード。リクエストが成功したか、エラーが発生したかなどの処理結果を示します。
- 解説:
- 200 OK: リクエスト成功。
- 301 Moved Permanently: 恒久的なリダイレクト。
- 302 Found: 一時的なリダイレクト。
- 404 Not Found: リクエストされたページが見つからない。
- 500 Internal Server Error: サーバー内部エラー。
- 503 Service Unavailable: サービス利用不可(サーバー過負荷やメンテナンス中など)。 SEOにおいては、これらのステータスコードを正しく理解し、適切に設定・対処することが重要です。例えば、404エラーが多発するサイトはユーザー体験を損ない、クローラビリティにも影響する可能性があります。
-
パーソナライズ検索 (Personalized Search)
- 定義: ユーザーの過去の検索履歴、閲覧履歴、現在地、Googleアカウントの設定(例:言語、地域)、利用デバイスなどの情報に基づいて、各ユーザーに最適化された検索結果を表示する検索エンジンの機能。
- 解説: 同じ検索クエリでも、ユーザーによって表示される検索順位や内容が異なる場合があります。SEOにおいては、自サイトの検索順位をチェックする際に、パーソナライズの影響を受けないようにシークレットモード(プライベートブラウジングモード)を使用したり、特定の地域や言語設定で検索したりすることが推奨されます。
ま行
-
マークアップ (Markup / Markup Language)
- 定義: テキストやその他のコンテンツ要素に、構造や意味、装飾などの情報を付加するためのコンピュータ言語の総称。代表的なものにHTMLがあります。
- 解説: SEOにおいては、HTMLの各要素(見出しタグ
<h1>
~<h6>
、段落タグ<p>
、リストタグ<ul>
<li>
など)を適切に使用して、コンテンツの構造を論理的にマークアップすることが重要です。これにより、検索エンジンがコンテンツの内容や階層構造を正確に理解しやすくなります。構造化データマークアップ(例: Schema.org)もマークアップの一種です。
-
マイクロデータ (Microdata)
- 定義: HTMLコンテンツ内に構造化データを埋め込むための仕様の一つ。Schema.orgの語彙と組み合わせて使用され、ウェブページ上のエンティティ(人、物、場所、イベントなど)に関する情報を検索エンジンに伝えるのに役立ちます。
- 解説:
itemscope
,itemtype
,itemprop
といった属性をHTMLタグに追加して記述します。JSON-LDがGoogleに推奨される形式として普及する以前によく使われていましたが、現在でも有効な構造化データの実装方法の一つです。
-
マーケティングファネル (Marketing Funnel)
- 定義: 潜在顧客が商品を認知し、興味を持ち、比較検討を経て購入や契約に至り、最終的に優良顧客(リピーターや推奨者)になるまでの一連のプロセスを、漏斗(ファネル)のような形で段階的に示したモデル。
- 解説: 一般的に「認知」「興味・関心」「比較・検討」「行動(購入・申込)」「継続・推奨」などの段階があります。SEOは主に「認知」や「興味・関心」の段階で、検索を通じて潜在顧客との最初の接点を作る役割を担いますが、コンテンツの内容によっては「比較・検討」段階のユーザーにもアプローチできます。
-
メインコンテンツ (Main Content / MC)
- 定義: ウェブページの中で、そのページの主題となる最も重要な情報を提供している中心的な部分。Googleの検索品質評価ガイドラインで言及されている概念です。
- 解説: ヘッダー、フッター、サイドバー、ナビゲーションなどの補足的なコンテンツ(Supplementary Content / SC)や広告(Advertisements / Ads)とは区別されます。高品質なメインコンテンツは、ユーザーの検索意図を満たし、専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を備えている必要があります。SEOにおいて最も注力すべき部分です。
-
metaタグ (メタタグ)
- 定義: HTML文書の
<head>
セクション内に記述され、そのページに関するさまざまなメタデータ(付加情報)を定義するためのタグの総称。 - 解説: 代表的なmetaタグには、ページの説明文を示す
meta description
、検索エンジンのクローラーの動作を制御するmeta robots
(例:noindex
,nofollow
)、文字コードを指定するmeta charset
、ビューポート設定を行うmeta viewport
などがあります。SEOにおいて重要な役割を果たすものが多く、適切に設定することが求められます。
- 定義: HTML文書の
-
メタキーワード (meta keywords)
- 定義: かつてウェブページの内容に関連するキーワードを検索エンジンに伝えるために使用されていたHTMLのmetaタグの一種 (
<meta name="keywords" content="キーワード1,キーワード2">
)。 - 解説: 過去にはSEOのランキング要因として考慮されていましたが、悪用(無関係なキーワードの詰め込みなど)が横行したため、Googleは現在、このメタキーワードタグをランキングのシグナルとしては使用していません。Bingなど一部の検索エンジンでは限定的に参照される可能性も指摘されますが、一般的にはSEO上の重要性はほぼ無いとされています。
- 定義: かつてウェブページの内容に関連するキーワードを検索エンジンに伝えるために使用されていたHTMLのmetaタグの一種 (
-
ミドルキーワード (Middle Keyword)
- 定義: 検索ボリュームや競合の度合いにおいて、ビッグキーワードとスモールキーワード(またはロングテールキーワード)の中間に位置する、2語~3語程度の組み合わせからなるキーワード。
- 解説: 例:「SEO対策 方法」「ノートパソコン おすすめ 学生」など。ビッグキーワードよりは具体的で検索意図も絞りやすく、スモールキーワードよりは検索ボリュームが見込めるため、SEO戦略においてバランスの取れたターゲットとなり得ます。
-
ミラーサイト (Mirror Site)
- 定義: あるウェブサイトの全てのコンテンツ、または大部分のコンテンツを完全に複製して作成された、別のドメインやサーバー上に存在するウェブサイト。
- 解説: 元々は、サーバー負荷の分散や、特定の地域からのアクセス速度向上などを目的として公式に設置されることがありました。しかし、許可なく他者のサイトを丸ごとコピーした場合は著作権侵害となり、また、検索エンジンからは重複コンテンツとして扱われ、コピー元・コピー先双方のSEO評価に悪影響を与える可能性があります。意図しないミラーサイトの発生(例:テスト環境の公開など)にも注意が必要です。
-
マルチデバイス対応 (Multi-Device Compatibility)
- 定義: ウェブサイトが、PC、スマートフォン、タブレットなど、さまざまな種類や画面サイズのデバイスで適切に表示され、快適に操作できるように設計・実装されていること。
- 解説: レスポンシブウェブデザイン、ダイナミックサービング、セパレートURL(モバイル専用サイト)などの実装方法があります。Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、モバイル端末でのユーザーエクスペリエンスを重視しているため、マルチデバイス対応はSEOにおいて不可欠な要素です。
-
MEO (Map Engine Optimization / エムイーオー)
- 定義: 主にGoogleマップなどの地図検索エンジン(プラットフォーム)において、特定の店舗やビジネスの情報を上位に表示させるための一連の最適化施策のこと。ローカルSEO (Local SEO) の中核的な活動の一つ。
- 解説: Googleマイビジネス(現:Googleビジネスプロフィール)の情報を充実させ、正確かつ最新の状態に保つこと、NAP情報の一貫性を確保すること、質の高い口コミや写真を集めること、地域名と関連性の高いキーワードを意識した情報発信などが重要です。実店舗を持つビジネスにとって、来店促進に直結する重要な施策です。
-
メンテナンス (Website Maintenance / サイトメンテナンス)
- 定義: ウェブサイトの機能、コンテンツ、セキュリティなどを常に良好な状態に保つために行う定期的な点検、更新、修正作業のこと。
- 解説: CMSやプラグインのアップデート、リンク切れのチェックと修正、コンテンツの鮮度維持、セキュリティパッチの適用、サーバー監視などが含まれます。サイトメンテナンスを怠ると、表示速度の低下、セキュリティ脆弱性の発生、ユーザビリティの悪化などを招き、結果としてSEO評価にも悪影響を及ぼす可能性があります。長時間のサーバーダウンを伴うメンテナンスの場合は、503ステータスコードを返すなどの適切な対応が必要です。
-
モバイルファーストインデックス (Mobile-First Index / MFI)
- 定義: Googleがウェブサイトのコンテンツを評価し、検索結果のランキングを決定する際に、主にモバイル版(スマートフォン版)のページを基準として使用する仕組み。
- 解説: 以前はPC版のページが主に評価対象でしたが、モバイルデバイスからの検索利用の増加に伴い、この方針に移行しました。これにより、モバイル端末で快適に閲覧・操作できるウェブサイト(モバイルフレンドリーなサイト)の重要性が格段に高まりました。PC版とモバイル版でコンテンツに差異がある場合は、重要な情報はモバイル版にも必ず含める必要があります。
-
モバイルフレンドリー (Mobile-Friendly)
- 定義: ウェブサイトがスマートフォンなどのモバイルデバイスで閲覧・操作しやすいように最適化されている状態のこと。
- 解説: 具体的には、文字が小さすぎない、タップターゲット(ボタンやリンク)が適切な大きさで配置されている、コンテンツが画面幅に合わせて表示される(横スクロールが不要)、Flashなどのモバイルでサポートされていない技術を使用していない、などが挙げられます。Googleのモバイルフレンドリーテストツールで確認でき、モバイルファーストインデックスの時代においてSEOの必須要件です。
や行
-
YMYL (ワイエムワイエル / Your Money or Your Life)
- 定義: 「あなたのお金やあなたの生活」の頭文字を取った略語で、Googleの検索品質評価ガイドラインにおいて、人々の将来の幸福、健康、経済的安定、安全に大きな影響を与える可能性のあるトピックやページを指す言葉。
- 解説: 具体的には、金融(投資、税金、ローンなど)、医療(病気、薬、精神衛生など)、法律(離婚、養育権、遺言など)、ニュース(重要な時事問題)、市民生活(投票、公的サービスなど)、特定のグループ(人種、宗教、性別など)に関する情報などが該当します。YMYL領域のコンテンツは、特に高いレベルのE-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)が求められ、情報の正確性や信頼性が検索順位に大きく影響します。
-
Yahoo!検索 (ヤフー検索)
- 定義: LINEヤフー株式会社が提供する日本国内で利用者の多い検索エンジンの一つ。
- 解説: 2025年5月現在、Yahoo!検索の検索アルゴリズムはGoogleのものを採用しています。そのため、基本的なSEO対策はGoogle向けに行うことで、Yahoo!検索での上位表示も期待できます。ただし、Yahoo! JAPANのトップページやYahoo!ニュースなど、独自のサービスからの流入もあるため、Yahoo!ユーザーの特性を考慮したコンテンツ作りも有効な場合があります。
-
UX (User Experience / ユーザーエクスペリエンス / ユーザー体験)
- 定義: ユーザーが特定の製品やサービス(ウェブサイトを含む)を利用する過程で得られる総合的な体験や感想のこと。
- 解説: ウェブサイトにおいては、デザインの美しさ、情報の分かりやすさ、操作のしやすさ(ユーザビリティ)、表示速度、アクセシビリティ、コンテンツの質など、あらゆる側面がUXに影響します。良好なUXは、ユーザーの満足度を高め、サイトへの再訪問やコンバージョンに繋がりやすく、結果としてSEOにも良い影響を与えると考えられています。GoogleのページエクスペリエンスシグナルもUX向上を目的としています。
-
ユーザーエージェント (User Agent / UA)
- 定義: ウェブサーバーにアクセスするクライアントソフトウェア(ブラウザやクローラーなど)の種類やバージョン情報を識別するための文字列。
- 解説: ウェブサーバーはユーザーエージェント情報に基づいて、アクセスしてきたのがPCブラウザなのか、スマートフォンブラウザなのか、あるいは特定の検索エンジンのクローラーなのかを判断し、それぞれに適したコンテンツを返したり、挙動を制御したりすることができます。例えば、クローラーに対してのみ特定の指示を出す(例:robots.txtでの制御)際にも利用されます。
-
ユーザビリティ (Usability / 使いやすさ)
- 定義: 特定の製品やシステム(ウェブサイトを含む)が、特定のユーザーによって、特定の利用状況下で、効果的に、効率的に、そして満足できるように利用できる度合いのこと。ISOで定義されています。
- 解説: ウェブサイトのユーザビリティには、ナビゲーションの分かりやすさ、レイアウトの見やすさ、操作の簡単さ、情報の探しやすさなどが含まれます。高いユーザビリティはユーザーの離脱を防ぎ、サイト内での回遊を促進し、コンバージョン率の向上にも貢献するため、SEOにおいても間接的に重要な要素です。
-
優良なコンテンツ (High-Quality Content / 高品質なコンテンツ)
- 定義: ユーザーの検索意図を満たし、正確で信頼できる情報を提供し、独自性があり、専門性や権威性(E-E-A-T)が示されている、ユーザーにとって価値の高いコンテンツのこと。
- 解説: SEOの最も基本的な考え方は、このような優良なコンテンツを作成し続けることです。単にキーワードを詰め込んだり、表面的な情報を羅列したりするのではなく、ユーザーが抱える疑問や問題を解決し、満足感を与える内容が求められます。Googleは常に優良なコンテンツを高く評価しようとアルゴリズムを改善しています。
-
有料リンク (Paid Link)
- 定義: 検索エンジンのランキング(PageRankなど)を操作する目的で、金銭や物品・サービスの提供と引き換えに獲得または設置されたリンクのこと。
- 解説: Googleの品質に関するガイドラインでは、このようなランキング操作を目的とした有料リンクの売買を明確に禁止しています。広告目的のリンクであっても、ランキングに影響を与えないように
rel="sponsored"
またはrel="nofollow"
属性を使用する必要があります。ガイドラインに違反する有料リンクはペナルティの対象となり、サイトの評価を著しく損なう可能性があります。
-
YouTube SEO (ユーチューブ エスイーオー)
- 定義: 世界最大の動画共有プラットフォームであるYouTube内での検索結果や関連動画で、自社の動画が上位に表示されやすくするための最適化施策のこと。
- 解説: 動画のタイトル、説明文、タグに適切なキーワードを含めること、魅力的なサムネイル画像を作成すること、字幕(キャプション)を追加すること、視聴者のエンゲージメント(視聴時間、高評価、コメント、共有など)を高めることなどが重要です。Google検索結果に動画が表示されることもあるため、通常のウェブSEOと連携して取り組むことで相乗効果が期待できます。
-
ユニークユーザー数 (Unique Users / UU)
- 定義: 特定の期間内(例:1日、1週間、1ヶ月)にウェブサイトを訪問した、重複を除いた実際のユーザーの数のこと。
- 解説: アクセス解析ツール(例:Google Analytics)で用いられる基本的な指標の一つです。Cookieなどの技術を利用して、同一ユーザーからの複数回の訪問を1人とカウントします。サイトの人気度やリーチの広さを示す指標となりますが、Cookieの制限などにより完全に正確な数を把握することは難しい場合もあります。
ら行
-
Lighthouse (ライトハウス)
- 定義: Googleが提供する、ウェブページの品質を評価するためのオープンソースの自動監査ツール。主にChromeデベロッパーツールやPageSpeed Insightsを通じて利用できます。
- 解説: パフォーマンス(表示速度)、アクセシビリティ、おすすめの方法(ベストプラクティス)、SEO、プログレッシブウェブアプリ(PWA)の各項目について評価し、改善点をレポートします。特にCore Web Vitalsの測定や、SEOに関する基本的な技術的問題点の発見に役立ちます。
-
ランディングページ (Landing Page / LP)
- 定義: ユーザーが検索結果のリンク、広告、SNSの投稿などをクリックして、最初にアクセス(着地)するウェブページのこと。
- 解説: 広義にはウェブサイトの全てのページがランディングページになり得ますが、特にマーケティングにおいては、特定の目的(商品購入、問い合わせ、資料請求など)に特化して設計された縦長の1枚のウェブページを指すことが多いです。SEOの観点からは、ターゲットキーワードと関連性が高く、ユーザーの検索意図に応える内容であることが重要です。
-
リダイレクト (Redirect)
- 定義: 特定のURLにアクセスしたユーザーやクローラーを、自動的に別のURLへ転送する仕組み。
- 解説: サイトのリニューアルでURLが変更になった場合、ドメインを移転した場合、重複コンテンツを正規化する場合などに使用されます。代表的なものに、恒久的な移転を示す「301リダイレクト」と、一時的な移転を示す「302リダイレクト」があります。適切なリダイレクト設定は、ユーザー体験の維持とSEO評価の引き継ぎにおいて非常に重要です。
-
リッチリザルト (Rich Results / 旧称: リッチスニペット)
- 定義: 通常の検索結果(タイトル、URL、短い説明文)に加えて、画像、評価スター、価格、FAQ、イベント情報、レシピの詳細など、より多くの情報や視覚的な要素が含まれた検索結果の表示形式のこと。
- 解説: ウェブページに構造化データ(例: Schema.org)を適切に実装することで、リッチリザルトとして表示される可能性が高まります。リッチリザルトは検索結果ページで目立ちやすく、クリック率(CTR)の向上やユーザーの検索体験向上に貢献します。
-
離脱率 (Exit Rate)
- 定義: 特定のウェブページが、ウェブサイト内のあるセッションにおける最後の閲覧ページとなった割合のこと。そのページを最後にユーザーがサイトを離れた(ブラウザを閉じた、別のサイトへ移動したなど)割合を示します。
- 解説: 全てのページには必ず離脱率が存在します。直帰率(1ページだけ見て離脱した割合)とは異なり、離脱率は複数のページを閲覧した後の離脱もカウントします。コンバージョンページの直前のフォームページなどで離脱率が高い場合は、フォームに問題がある可能性などが考えられます。ページの役割に応じて適切に評価する必要があります。
-
referrer (リファラー / 参照元)
- 定義: ユーザーが自社のウェブサイトにアクセスする直前に閲覧していた、リンク元のウェブページのURL情報。
- 解説: アクセス解析ツールで確認でき、どのようなサイトや検索エンジン、SNSなどからユーザーが流入しているかを把握するのに役立ちます。トラフィックの流入経路を分析し、効果的な集客チャネルを見極める上で重要な情報となります。
-
リーダブル (Readable / 可読性 / 読みやすさ)
- 定義: ウェブページ上のテキストコンテンツが、ユーザーにとってどれだけ読みやすく、理解しやすいかの度合い。
- 解説: 適切なフォントサイズ、行間、文字色と背景色のコントラスト、分かりやすい文章構成、専門用語の適切な解説、適度な画像や図解の使用などが可読性を高めます。可読性が高いコンテンツはユーザーの滞在時間を延ばし、内容の理解を促進するため、ユーザー満足度とSEO評価に良い影響を与えます。
-
リライト (Rewrite / コンテンツリライト)
- 定義: 既存のウェブコンテンツの内容を見直し、情報を追加・修正・更新したり、表現を改善したりして、より質が高く、最新の状況に合った内容に書き直すこと。
- 解説: 古くなった情報や評価の低いコンテンツをリライトすることで、ユーザーにとっての価値を高め、SEO効果の改善を目指します。単に文章を書き換えるだけでなく、最新の検索意図の分析、競合コンテンツの調査、不足情報の補完、図解や具体例の追加なども含まれます。
-
リード (Lead / 見込み客)
- 定義: 自社の商品やサービスに対して興味関心を示しており、将来的に顧客になる可能性のある個人や企業のこと。
- 解説: ウェブマーケティングにおいては、資料請求、問い合わせ、セミナー申し込み、メルマガ登録などを行ったユーザーをリードと呼びます。SEOを通じてウェブサイトへのトラフィックを増やし、質の高いコンテンツや適切なCTA(Call to Action)によってリードを獲得することが、ビジネス成果に繋げるための重要なステップとなります。
-
リンク切れ (Broken Link / デッドリンク)
- 定義: クリックしても指定されたページが表示されない(例:404 Not Foundエラーになる)、無効になっているハイパーリンクのこと。
- 解説: リンク先のページが削除されたり、URLが変更されたりした場合に発生します。サイト内にリンク切れが多いと、ユーザーエクスペリエンスを損ない、クローラーの巡回効率も低下させるため、SEOに悪影響を与える可能性があります。定期的にリンク切れをチェックし、修正することが推奨されます。
-
リンクジュース (Link Juice)
- 定義: あるウェブページが持つSEO的な価値(PageRankなど)が、そのページから設置されたリンクを通じて、リンク先のページへと流れ伝わるという考え方を比喩的に表現した言葉。
- 解説: 現在ではGoogleのアルゴリズムも複雑化しており、「ジュース」という単純な表現は必ずしも正確ではありませんが、質の高いページからのリンクがリンク先ページの評価を高めるという基本的な概念は依然として重要です。内部リンク戦略や外部リンク戦略を考える上での一つのイメージとして捉えられます。
-
リンクビルディング (Link Building / リンク構築)
- 定義: 自社のウェブサイトへの外部リンク(被リンク)を、他のウェブサイトから獲得するための一連の活動や戦略のこと。
- 解説: 質の高い被リンクは検索エンジンからの評価を高める重要な要素です。リンクビルディングには、ユーザーにとって価値のある優れたコンテンツを作成して自然なリンク獲得を目指す方法のほか、関連性の高いサイト運営者にコンタクトを取ってコンテンツを紹介する方法、プレスリリース配信、ゲストブログ投稿など、様々なアプローチがあります。ただし、Googleのガイドラインに違反するような人為的なリンク構築は避けるべきです。
-
レスポンシブウェブデザイン (Responsive Web Design / RWD)
- 定義: ウェブサイトを閲覧するユーザーのデバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)の画面サイズや解像度に応じて、ページのレイアウトやデザインが自動的に最適化されて表示されるようにするウェブデザインの手法。
- 解説: 単一のHTMLファイルとURLで運用できるため、管理が効率的で、Googleも推奨している実装方法です。CSSのメディアクエリなどを使用して、画面幅に応じてスタイルを切り替えます。モバイルフレンドリー対応の主要な手段であり、モバイルファーストインデックスの観点からもSEOにおいて非常に重要です。
-
ローカルSEO (Local SEO)
- 定義: 特定の地域(例:「福岡市 カフェ」「渋谷 美容室」)で商品やサービスを探しているユーザーに対して、自社の店舗やビジネス情報を検索結果(特にGoogleマップやローカルパック)で上位表示させるための一連の最適化施策のこと。MEO(Map Engine Optimization)とほぼ同義で使われることが多いです。
- 解説: Googleビジネスプロフィールの最適化、NAP情報(名称、住所、電話番号)の一貫性確保、地域キーワードを意識したコンテンツ作成、ローカルな被リンク獲得、質の高い口コミの収集などが重要になります。実店舗を持つビジネスにとっては、来店促進に不可欠なSEO戦略です。
-
robots.txt (ロボッツテキスト)
- 定義: ウェブサイトのルートディレクトリ(例:
example.com/robots.txt
)に設置するテキストファイルで、検索エンジンのクローラーに対して、サイト内のどのファイルやディレクトリをクロール(アクセス)してよいか、またはクロールしないでほしいかを指示するための規約。 - 解説:
User-agent:
で対象となるクローラーを指定し、Allow:
やDisallow:
でクロールを許可するパスや禁止するパスを記述します。サイトマップの場所を伝えるSitemap:
ディレクティブもよく使用されます。機密情報を含むディレクトリや、検索結果に表示させる必要のない低品質なページ群などへのクロールを制限することで、クロールバジェットの効率的な利用にも繋がります。ただし、robots.txt
でDisallowにしても、他のサイトからリンクされていればインデックスされる可能性はあるため、インデックスさせたくない場合はnoindex
タグを併用します。
- 定義: ウェブサイトのルートディレクトリ(例:
-
ロングテールキーワード (Long-tail Keyword / スモールキーワード)
- 定義: 検索ボリュームは個々に小さいものの、複数の単語の組み合わせからなり、具体的でニッチな検索意図を持つキーワード群のこと。テール(尻尾)のように長く、多種多様に存在します。
- 解説: 例:「一眼レフカメラ 初心者 おすすめ 軽量 手ぶれ補正」「渋谷 ランチ 個室 おしゃれ 安い」など。ビッグキーワードやミドルキーワードに比べて競合が少なく、検索意図が明確なためコンバージョンに繋がりやすい傾向があります。多様なロングテールキーワードに対応する質の高いコンテンツを作成することで、サイト全体のトラフィックを積み上げることができます。
わ行
-
WordPress (ワードプレス)
- 定義: 世界で最も広く利用されているオープンソースのCMS (コンテンツ管理システム)。ブログ作成ツールとして始まりましたが、現在では企業サイトやECサイトなど、様々な種類のウェブサイト構築に利用されています。
- 解説: 豊富なテーマ(デザインテンプレート)やプラグイン(拡張機能)が用意されており、専門知識がなくても比較的容易にウェブサイトを構築・運営できます。SEO対策に役立つプラグインも多数存在し、適切に設定・運用することでSEO効果を高めることが可能です。ただし、テーマやプラグインの選定、セキュリティ管理などには注意が必要です。
-
ワードサラダ (Word Salad)
- 定義: 文法的には破綻しているものの、キーワードを無意味に羅列したり、自動生成ツールなどで作成された、人間にとって理解不能または価値のない文章やテキストのこと。
- 解説: かつて検索エンジンを欺くためのブラックハットSEOの手法として用いられたことがありますが、現在の検索エンジンはこのような低品質なコンテンツを容易に判別できます。ワードサラダの使用はペナルティの対象となり、サイトの評価を著しく下げるため、絶対に行うべきではありません。
英数字
-
AMP (Accelerated Mobile Pages / アンプ)
- 定義: モバイル端末でのウェブページ表示を高速化するためにGoogleが中心となって推進しているオープンソースプロジェクト、またはそのフレームワーク。
- 解説: 通常のHTMLよりも制約の多いAMP HTMLという仕様に基づいてページを作成することで、コンテンツを素早く読み込み、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。一時期、ニュース記事などでAMP対応が推奨されていましたが、現在ではCore Web Vitalsなど他のページエクスペリエンス指標の重要性が増しています。
-
API (Application Programming Interface / エーピーアイ)
- 定義: あるソフトウェアの機能や管理するデータを、外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順や規約(インターフェース)の総称。
- 解説: SEOの分野では、Google Search Console APIやGoogle Analytics APIなどを利用して、ウェブサイトのパフォーマンスデータや検索アナリティクスデータを自動的に取得し、独自のレポートを作成したり、他のツールと連携させたりすることが可能です。各種SEOツールもAPIを提供している場合があります。
-
CDN (Content Delivery Network / Contents Delivery Network / シーディーエヌ)
- 定義: ウェブコンテンツ(画像、動画、CSS、JavaScriptファイルなど)を、地理的に分散配置された複数のサーバー(キャッシュサーバー)にキャッシュ(一時保存)し、ユーザーに最も近いサーバーから配信することで、表示速度の高速化とサーバー負荷の軽減を図るネットワークシステム。
- 解説: オリジンサーバーへのアクセス集中を防ぎ、特に地理的に離れた場所からのアクセスに対しても応答速度を改善できるため、ユーザーエクスペリエンス向上とSEOに良い影響を与えます。
-
CMS (Content Management System / シーエムエス / コンテンツ管理システム)
- 定義: ウェブサイトのコンテンツ(テキスト、画像、デザイン、レイアウトなど)を統合的に保存・管理し、専門的な知識がなくても容易にサイトの構築・編集・更新ができるシステム。
- 解説: 代表的なCMSには、WordPress、Drupal、Joomla!などがあります。ブログ機能、ページ編集機能、ユーザー管理機能などを備えており、効率的なサイト運営を支援します。多くのCMSにはSEO対策機能が搭載されていたり、プラグインで拡張できたりします。
-
CRO (Conversion Rate Optimization / シーアールオー / コンバージョン率最適化)
- 定義: ウェブサイトの訪問者(トラフィック)のうち、実際に商品購入、会員登録、資料請求などのコンバージョン(成果)に至るユーザーの割合(コンバージョン率)を高めるための一連の改善活動。
- 解説: SEOで集客したユーザーを効率的にコンバージョンに繋げるために重要です。A/Bテスト、ランディングページの改善(LPO)、入力フォームの最適化(EFO)、CTAボタンの配置や文言の工夫などが含まれます。データ分析に基づいた仮説検証を繰り返します。
-
CSS (Cascading Style Sheets / シーエスエス / カスケーディング・スタイルシート)
- 定義: HTMLやXMLで記述された文書の表示方法(レイアウト、フォント、色、背景など)を指定するためのスタイルシート言語。
- 解説: HTMLが文書の構造を定義するのに対し、CSSは見た目を定義します。コンテンツとデザインを分離することで、保守性や再利用性が向上します。SEOにおいては、CSSを外部ファイル化することでHTMLファイルの記述量を減らし、読み込み速度を改善したり、テキストの隠蔽など不適切な使用を避けたりすることが重要です。
-
CTA (Call to Action / シーティーエー / コールトゥアクション)
- 定義: ウェブサイトの訪問者に対して、特定行動(例:購入、問い合わせ、資料請求、会員登録、メルマガ登録など)を促すために設置されるボタン、テキストリンク、画像などの誘導要素。
- 解説: 「詳しくはこちら」「無料で試す」「今すぐ購入」といった具体的な文言で、ユーザーに次のステップを明確に示します。効果的なCTAはコンバージョン率向上に不可欠であり、配置場所、デザイン、文言などが重要となります。
-
E-E-A-T (Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness / イーイーエーティー)
- 定義: Googleの検索品質評価ガイドラインで重視される、ウェブページやコンテンツの品質を評価するための4つの指標。「経験 (Experience)」「専門性 (Expertise)」「権威性 (Authoritativeness)」「信頼性 (Trustworthiness)」の頭文字。以前はE-A-T(専門性・権威性・信頼性)でしたが、2022年12月に「経験」が追加されました。
- 解説: 特にYMYL(Your Money or Your Life)領域のコンテンツでは、これらの要素が極めて重要視されます。誰が情報を提供しているのか、その情報源は信頼できるのか、コンテンツは正確で専門的か、実際の経験に基づいているかなどが評価されます。
-
FAQ (Frequently Asked Questions / エフエーキュー / よくある質問)
- 定義: 特定の製品、サービス、トピックに関して、ユーザーから頻繁に寄せられる質問とその回答をまとめたコンテンツ。
- 解説: ユーザーが抱える疑問を事前に解消し、自己解決を促すことで、顧客満足度の向上や問い合わせ対応の負担軽減に繋がります。また、FAQページに構造化データ(FAQPageスキーマ)を実装することで、検索結果に質問と回答が直接表示されるリッチリザルト(FAQリッチリザルト)の対象となり、クリック率向上や視認性向上が期待できます。
-
GA4 (Google Analytics 4 / ジーエーフォー)
- 定義: Googleが提供するウェブアクセス解析ツール「Google Analytics」の最新バージョン(2025年5月現在)。従来のユニバーサルアナリティクス(UA)とはデータモデルや計測方法が大きく異なります。
- 解説: ウェブサイトとアプリを横断したユーザー行動の分析、機械学習を活用した予測機能、プライバシー重視のデータ収集などを特徴としています。イベントベースのデータモデルを採用し、エンゲージメントを重視した指標設計になっています。UAは2023年7月1日にデータ処理を終了(有償版のUA360は2024年7月1日に終了)し、GA4への移行が必須となりました。
-
GSC (Google Search Console / ジーエスシー / グーグルサーチコンソール)
- 定義: Googleがウェブサイト管理者(ウェブマスター)向けに提供する無料のツール。自社サイトがGoogle検索でどのように認識・評価されているかを把握し、パフォーマンスを監視・改善するのに役立ちます。
- 解説: 検索パフォーマンス(表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位、検索クエリなど)、インデックスカバレッジ(インデックス状況、エラー)、ページエクスペリエンス(Core Web Vitals、モバイルユーザビリティ)、セキュリティの問題、手動による対策の通知、XMLサイトマップの送信、robots.txtのテストなどが可能です。SEOを行う上で必須のツールです。
-
HSTS (HTTP Strict Transport Security / エイチエスティーエス)
- 定義: ウェブブラウザに対して、特定のウェブサイトへのアクセスを常にHTTPS(暗号化された接続)で行うように強制するセキュリティ機能。
- 解説: サーバーからのレスポンスヘッダーにHSTSポリシーを含めることで設定します。一度HSTS対応サイトとしてブラウザに認識されると、以降はユーザーがHTTPでアクセスしようとしても自動的にHTTPSに変換されます。中間者攻撃(Man-in-the-middle attack)のリスクを低減し、サイトのセキュリティを向上させます。常時SSL化と合わせて導入が推奨されます。
-
JavaScript (ジャバスクリプト)
- 定義: ウェブページに動的な機能やインタラクティブな要素を追加するために広く利用されるプログラミング言語。HTMLやCSSと並んでウェブ制作のコア技術の一つ。
- 解説: スライドショー、アニメーション、フォームの入力チェック、非同期通信(Ajax)によるコンテンツ更新など、様々な用途で使われます。SEOにおいては、JavaScriptによって生成・描画されるコンテンツを検索エンジンのクローラーが正しく認識・インデックスできるか(レンダリングの問題)が重要になります。サーバーサイドレンダリング(SSR)やダイナミックレンダリングなどの対応が必要な場合もあります。
-
JSON-LD (JavaScript Object Notation for Linked Data / ジェイソンエルディー)
- 定義: 構造化データをウェブページに埋め込むための一つの形式(シンタックス)。JSON形式をベースにしており、Schema.orgなどの語彙と組み合わせて使用されます。
- 解説: HTMLの
<script type="application/ld+json">
タグ内に記述します。HTMLの本文とは別に記述できるため、既存のHTML構造に影響を与えにくく、実装や管理が比較的容易であることから、Googleも推奨している形式です。リッチリザルトの表示などに繋がります。
-
KPI (Key Performance Indicator / ケイピーアイ / 重要業績評価指標)
- 定義: 企業やプロジェクトの目標達成度合いを定量的に測定・評価するための重要な指標。
- 解説: SEOにおいては、検索順位、オーガニック検索からの流入数、コンバージョン数(率)、クリック率(CTR)、直帰率(またはエンゲージメント率)、重要キーワードのインプレッション数などがKPIとして設定されることがあります。具体的な目標値を設定し、定期的に進捗を追跡することで、施策の効果を客観的に把握し、改善に繋げます。
-
NLP (Natural Language Processing / エヌエルピー / 自然言語処理)
- 定義: 人間が日常的に使っている自然言語(話し言葉や書き言葉)を、コンピュータが処理・分析・理解するための技術の総称。
- 解説: 検索エンジンはNLP技術を活用して、ユーザーの検索クエリの意図をより深く理解したり、ウェブページのコンテンツの内容や文脈を把握したりしています。GoogleのBERTやMUMといったアルゴリズムもNLPの進化形です。コンテンツ作成においては、単なるキーワードの配置だけでなく、自然で分かりやすい文章、文脈の整合性などが重要になります。
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PPC (Pay Per Click / ピーピーシー / クリック課金型広告)
- 定義: インターネット広告の一種で、広告がクリックされた回数に応じて広告主に費用が発生する課金方式。代表的なものにリスティング広告(検索連動型広告)があります。
- 解説: SEO(オーガニック検索からの集客)とは異なり、広告費用を支払うことで検索結果ページの上部や下部などの広告枠に表示させることができます。短期間で効果を得やすい反面、広告を停止すると露出も止まります。SEOとPPCは、SEM(検索エンジンマーケティング)の主要な両輪として、目的に応じて組み合わせて活用されることが多いです。
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PWA (Progressive Web Apps / プログレッシブウェブアプリ)
- 定義: ウェブサイトでありながら、ネイティブアプリ(App StoreやGoogle Playからインストールするアプリ)のようなユーザーエクスペリエンス(例:オフライン動作、プッシュ通知、ホーム画面へのアイコン追加など)を提供できる技術の総称。
- 解説: Service WorkerやWeb App Manifestといったウェブ技術を利用して実現します。アプリ開発のコストや手間を抑えつつ、アプリに近い機能を提供できるメリットがあります。SEOの観点からは、PWAであっても通常のウェブサイトと同様にクロール・インデックス可能であることが重要です。
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ROI (Return on Investment / アールオーアイ / 投資収益率・投資利益率)
- 定義: 投資した費用に対して、どれだけの利益が得られたかを示す指標。計算式は「利益 ÷ 投資額 × 100 (%)」。
- 解説: SEO施策にかけた費用(人件費、ツール費、コンテンツ制作費など)に対して、それによって得られた収益(売上増加、リード獲得による将来収益など)を比較し、費用対効果を評価します。ROIを算出することで、SEO施策の有効性を判断し、今後の投資判断の材料とすることができます。
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RSS (Rich Site Summary / Really Simple Syndication / アールエスエス)
- 定義: ウェブサイトの見出しや要約、更新情報などを、XMLベースの形式で配信するためのフォーマット。RSSリーダーやフィードリーダーと呼ばれる専用のソフトウェアやサービスで購読できます。
- 解説: ブログやニュースサイトなどで、新しい記事が公開されたことを読者に通知したり、コンテンツを効率的に配信したりする目的で利用されます。直接的なSEO効果は限定的ですが、コンテンツの露出機会を増やし、読者の再訪を促すことで間接的に貢献する可能性があります。
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SEM (Search Engine Marketing / エスイーエム / 検索エンジンマーケティング)
- 定義: 検索エンジンを利用して行われるマーケティング活動の総称。
- 解説: 主に、SEO(検索エンジン最適化)によってオーガニック検索結果での上位表示を目指す活動と、PPC広告(リスティング広告など)によって有料で検索結果に広告を表示させる活動の2つを指します。これらを組み合わせることで、検索エンジンからの集客効果の最大化を図ります。
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UI (User Interface / ユーアイ / ユーザーインターフェース)
- 定義: ユーザーと製品やサービス(コンピュータ、ソフトウェア、ウェブサイトなど)との間で情報をやり取りするための接点や方法。
- 解説: ウェブサイトにおいては、画面のデザイン、レイアウト、ボタンの形状や配置、メニューの構造、文字のフォントや大きさなど、ユーザーが直接目にしたり操作したりする全ての要素が含まれます。分かりやすく、直感的に操作できるUIは、ユーザビリティやUX(ユーザーエクスペリエンス)を高め、結果としてSEOにも良い影響を与えます。
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UTMパラメータ (Urchin Tracking Module parameters / ユーティーエムパラメータ)
- 定義: ウェブサイトへのアクセスがどの広告キャンペーンや参照元から来たのかを識別・追跡するために、URLの末尾に付加される特定のパラメータ群。Google Analyticsなどのアクセス解析ツールで効果測定を行うために使用されます。
- 解説: 主に
utm_source
(参照元)、utm_medium
(メディア)、utm_campaign
(キャンペーン名)、utm_term
(キーワード)、utm_content
(広告コンテンツ)の5つのパラメータがあります。これらを適切に設定することで、メルマガ、バナー広告、SNS投稿など、様々なマーケティング施策の成果を詳細に分析できます。
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XML (Extensible Markup Language / エックスエムエル / 拡張可能なマークアップ言語)
- 定義: 利用者が独自のタグを定義できる、汎用性の高いマークアップ言語。データの構造化や情報交換に適しています。
- 解説: SEOにおいては、主にXMLサイトマップ(
sitemap.xml
)の作成に利用されます。XMLサイトマップは、ウェブサイト内のクロールしてほしいURLのリストを検索エンジンに伝えるためのファイルで、大規模サイトや新しいサイト、内部リンクが複雑なサイトなどで、クローラーによる効率的なページ発見・インデックスを促進します。
AI・生成コンテンツ時代の新略語
AI技術の進化はSEOの世界にも大きな影響を与えています。ここでは、2025年以降に特に注目されるAI関連の新しい用語や略語をピックアップして解説します。
- SGE (Search Generative Experience): Google検索に導入されつつある、AIが生成した要約や回答を検索結果ページに直接表示する新しい検索体験。
- AIO (Artificial Intelligence Optimization): AIを活用してコンテンツ作成やSEO戦略を最適化するアプローチ。
- RAG (Retrieval Augmented Generation): 大規模言語モデル(LLM)が外部の知識ベースから情報を検索・取得し、それを基に回答を生成する技術。より正確で最新の情報に基づいたコンテンツ生成が期待されます。
- EEAT (Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness): Googleがコンテンツの品質を評価する上で重視する要素。従来のE-A-Tに「Experience(経験)」が加わりました。AI生成コンテンツにおいても、これらの要素を満たすことが求められます。
- Generative Engine Optimization (GEO): AIによる生成検索エンジン(SGEなど)の結果で上位に表示されるための最適化戦略。
- (その他、最新のAI関連SEO用語を解説)
CMS 別 SEO 用語リファレンス
多くのウェブサイトで使用されている主要なCMS(コンテンツ管理システム)ごとに、特有のSEO関連機能や設定項目、よく使われる用語について解説します。
WordPress (ワードプレス)
- パーマリンク (Permalink): 個々の投稿やページの恒久的なURL構造。SEOに適した設定が重要です。
- SEOプラグイン (Yoast SEO, All in One SEO Packなど): WordPressサイトのSEO設定を容易にするための拡張機能。メタタグ設定、XMLサイトマップ生成、パンくずリスト設定などが可能です。
- noindex / nofollow 設定: 特定のページを検索エンジンのインデックスから除外したり、リンクを辿らせないようにするための設定。プラグインやテーマ機能で設定できることが多いです。
- (その他、WordPress特有のSEO関連用語やプラグイン、設定項目を解説)
Wix (ウィックス)
- Wix SEO Wiz: Wixに搭載されているSEO設定支援ツール。ステップバイステップでサイトのSEOを強化できます。
- 構造化データマークアップ: Wixでは、商品ページやイベントページなどに自動的に構造化データが追加される機能があります。
- リダイレクトマネージャー: URLの変更やページの削除時に、古いURLから新しいURLへ自動的に転送する設定を行える機能。
- (その他、Wix特有のSEO関連用語や機能を解説)
Shopify (ショッピファイ)
- コレクションページ: 商品をグループ化して表示するページ。SEO対策として、適切なキーワードを含めた説明文の追加が重要です。
- ハンドル (Handle): 商品ページやコレクションページのURL末尾部分。編集可能で、SEOを意識した文字列にすることが推奨されます。
- Shopify App StoreのSEOアプリ: SEO機能を拡張するためのアプリが豊富に用意されています。
- (その他、Shopify特有のSEO関連用語や機能を解説)
よくある質問(FAQ)
SEO用語に関して、初心者の方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- Q1: SEO対策を始めたばかりですが、最初に覚えるべき最重要用語は何ですか?
- A1: まずは「キーワード」「オーガニック検索」「インデックス」「被リンク」「コンテンツSEO」あたりから理解を深めるのがおすすめです。これらはSEOの基本的な考え方に関わる重要な用語です。
- A1: まずは「キーワード」「オーガニック検索」「インデックス」「被リンク」「コンテンツSEO」あたりから理解を深めるのがおすすめです。これらはSEOの基本的な考え方に関わる重要な用語です。
- Q2: SEO用語はどれくらいの頻度で新しいものが出てきますか?
- A2: Googleのアルゴリズム更新や新しい技術(AIなど)の登場に伴い、比較的高頻度で新しい用語や概念が出てきます。特に近年はAI関連の用語が増えています。定期的な情報収集が大切です。
- Q3: GA4の用語が難しくて理解できません。どこから学べば良いですか?
- A4: まずはGA4の基本的な概念である「イベント」「キーイベント」「エンゲージメント」を理解することから始めましょう。
まとめと次のアクション
この用語集を通じて、基本的なSEO用語から最新のAI関連ワード、さらにはGA4の指標やCMS特有の用語まで、幅広くご理解いただけたことと思います。
しかし、SEOは知識を蓄えるだけでなく、それを実践し、効果を測定し、改善を繰り返すことが何よりも重要です。
次のステップとして、以下の行動をおすすめします。
- 自社サイトの現状分析: Google Search ConsoleやGA4を使って、今日学んだ指標を実際に確認してみましょう。
- キーワード戦略の見直し: ターゲットとすべきキーワードが明確になっているか、関連キーワードは網羅できているか、再検討しましょう。
- テクニカルSEOのチェック: Core Web Vitalsのスコアはどうか、モバイルフレンドリーか、XMLサイトマップは正しく送信されているかなど、基本的な技術要件を確認しましょう。
- コンテンツのE-E-A-T向上: あなたのサイトのコンテンツは、読者に対して十分な経験、専門性、権威性、信頼性を示せているでしょうか?見直してみましょう。
- 最新トレンドのキャッチアップ: SGEやAIOといった新しい動きに対し、自社としてどのように対応していくか検討を始めましょう。
この用語集が、あなたのSEO戦略を成功に導くための一助となれば幸いです。
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