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Google ビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)をもっと活用して集客につなげたい!
クチコミ数やインサイトを自動でレポート化したい
そんなお悩み、Google Business Profile API(GBP API)を活用すれば解決できます!

本記事では、

  • APIの取得手順(2025年最新版)
  • 利用条件や認証方法
  • 活用事例とメリット

まで、専門会社としてわかりやすく解説していきます!


Google Business Profile APIとは?

GoogleビジネスプロフィールAPIは、Googleマップや検索に表示される自社情報を、APIを通じて取得・更新・分析できる仕組みです。

できることの一例

  • クチコミの取得・返信
  • 投稿・写真・営業時間の管理
  • ビジネスインサイト(閲覧数・検索数など)の自動取得
  • 複数拠点の一括管理やレポート作成

Google Business Profile APIの利用条件

必要条件 内容
① Googleビジネスプロフィールのアカウント 実在するビジネスの登録・確認が必要です
② API利用規約への同意 Googleの開発者向けガイドラインに従う必要があります
③ API利用の申請 Google Cloud Consoleからプロジェクト作成が必要です

GoogleビジネスプロフィールAPI取得手順(全4ステップ)

ステップ1|Googleビジネスプロフィールに登録

  1. Googleビジネスプロフィール公式サイトにアクセス
  2. 「今すぐ管理」→ Googleアカウントでログイン
  3. ビジネス名・住所・カテゴリ等を入力
  4. ビジネスの確認(郵送または電話/SMSによるコード入力)
  5. 登録完了後、プロフィールを編集可能になります

ステップ2|Google Cloud Consoleでプロジェクト作成

  1. Google Cloud Console にアクセス
  2. 右上の「プロジェクトを選択」→「新しいプロジェクト」を作成
  3. 任意のプロジェクト名と場所を入力し「作成」
  4. プロジェクトIDをメモ(後で使います)

ステップ3|Business Profile APIを有効化+認証情報作成

  1. Cloud Consoleメニュー →「APIとサービス」→「ライブラリ」
  2. 「Business Profile API」を検索 →「有効にする」
  3. 「認証情報」→「認証情報を作成」→「APIキー」
  4. 表示されたAPIキーを控えておきましょう

※APIキーは外部に公開しないよう注意してください。

ステップ4|APIを使ったリクエスト送信

基本の流れ:

  1. エンドポイント設定(例:https://mybusinessbusinessinformation.googleapis.com/v1/…)
  2. GETまたはPOSTでリクエスト送信(APIキー付与)
  3. JSON形式のレスポンスを取得
  4. 必要なデータを加工・表示

対応言語:Python / JavaScript / PHP / Node.jsなど

公式ドキュメント:Business Profile API documentation


API活用でできること|実例紹介

クチコミの返信やインサイトの取得など、オーナーとしての操作が必要な場合は、APIキーに加えてOAuth 2.0認証の設定が別途必要になる点にご注意ください。

クチコミやインサイトを取得するには、まずご自身のビジネスの「アカウントID」と「ロケーションID」を取得する必要があります。これらは以下のAPIリクエストで取得できます。

  • アカウントIDの取得 (accounts.list)

    • エンドポイント: https://mybusinessaccountmanagement.googleapis.com/v1/accounts
    • このリクエストで、管理しているビジネスアカウントの一覧とそれぞれの accountId が取得できます。
  • ロケーションIDの取得 (accounts.locations.list)

    • エンドポイント: https://mybusinessbusinessinformation.googleapis.com/v1/accounts/{accountId}/locations
    • 上記で取得した accountId を使ってリクエストを送信すると、そのアカウントが管理する拠点(店舗)の一覧と、それぞれの locationId が取得できます。

クチコミの取得・返信手順

クチコミの取得

指定したロケーションのクチコミ一覧を取得します。

  • エンドポイント (GETリクエスト):
    https://mybusiness.googleapis.com/v4/accounts/{accountId}/locations/{locationId}/reviews
    
  • 手順:
    1. 上記のエンドポイントの {accountId}{locationId} を、準備段階で取得したご自身のIDに置き換えます。
    2. 認証情報(APIキーまたはOAuth 2.0アクセストークン)を付与してGETリクエストを送信します。
    3. 成功すると、クチコミの内容、投稿者名、評価、投稿日時などがJSON形式で返されます。

クチコミへの返信

取得したクチコミに返信を投稿または更新します。

  • エンドポイント (PUTリクエスト):
    https://mybusiness.googleapis.com/v4/accounts/{accountId}/locations/{locationId}/reviews/{reviewId}:updateReply
    
    • {reviewId}には、クチコミ取得時に得られる各クチコミのIDを指定します。
  • 手順:
    1. 上記のエンドポイントの各IDを特定のものに置き換えます。
    2. OAuth 2.0認証が必須です。
    3. リクエストのボディ部分に、返信内容をJSON形式で含めます。
      JSON
      {
        "comment": "クチコミありがとうございます!またのご来店をお待ちしております。"
      }
      
    4. PUTリクエストを送信すると、返信が投稿されます。

 

ビジネスインサイトの取得手順

閲覧数や検索数などのパフォーマンスデータを取得します。

  • エンドポイント (POSTリクエスト):
    https://mybusiness.googleapis.com/v4/accounts/{accountId}/locations/{locationId}:reportInsights
    
  • 手順:
    1. 上記のエンドポイントの {accountId}{locationId} を置き換えます。
    2. OAuth 2.0認証が推奨されます。
    3. リクエストのボディ部分に、取得したいインサイトの種類 (metric) と期間 (timeRange) をJSON形式で指定します。
      • 例:過去30日間のGoogle検索からの表示回数を取得する場合
        JSON
        {
          "locationNames": [
            "accounts/{accountId}/locations/{locationId}"
          ],
          "basicRequest": {
            "metricRequests": [
              {
                "metric": "QUERIES_DIRECT"
              }
            ],
            "timeRange": {
              "startTime": "2025-05-09T00:00:00Z",
              "endTime": "2025-06-08T23:59:59Z"
            }
          }
        }
        
    4. POSTリクエストを送信すると、指定した条件のインサイトデータがJSON形式で返されます。

 

目的 APIエンドポイント HTTPメソッド 認証
アカウントID取得 …/v1/accounts GET OAuth 2.0
ロケーションID取得 …/v1/accounts/{accountId}/locations GET OAuth 2.0
クチコミ取得 …/v4/…/reviews GET
APIキー or OAuth 2.0
クチコミ返信 …/v4/…/reviews/{reviewId}:updateReply PUT OAuth 2.0必須
インサイト取得 …/v4/…/:reportInsights POST OAuth 2.0推奨

 

基本的なWeb API(GET/POSTリクエスト、JSON形式)の知識が必要です。より詳細なパラメータや各プログラミング言語での実装方法は、公式のGoogle Business Profile APIドキュメントをご参照ください。

他には、
・各支店・店舗のインサイトを一括取得・可視化
・定休日や営業時間の変更を一括反映
なども可能です。


よくある質問(FAQ)

Q. APIは無料で使えますか?
→ 現時点では無料で提供されています(Google Cloud利用に伴う課金が将来的に発生する可能性はあります)

Q. APIを使うにはプログラミングの知識が必要ですか?
→ はい、GET/POSTやJSONの扱いなど、基本的なWeb APIの知識が必要です。


まとめ|ビジネス成長にはGoogleビジネスプロフィールAPIの活用が鍵!

GoogleビジネスプロフィールAPIを使えば、運用の効率化だけでなく、分析精度や集客力を大幅に向上できます。

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